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【企業分析のやり方】複数内定者が就活生に6ステップで解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
※本気で就活を成功させたい方のみ読んでください。

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こんにちは!

就活を研究し続けて7年目、書いた記事は1000以上の就活マンです。

 

結局どの企業にエントリーすれば良いの?どこに就職すれば良いの?

僕が就活生の時も、就職先の選定と決定に悩みました。

 

就職先を分析して決定する方法は本当に重要ですが、大学を含めた今までの教育の中で教えてもらえる機会がない。

それなのに就活生になって、それをやれと言われるのはなかなかにハードです...!

 

そこで今回は、複数社の内定を獲得して実際にそこから就職先を選んだ僕が「企業分析のやり方」に特化して解説していこうと思います。

(企業分析のやり方に関しては、これまでめちゃくちゃ研究してきて僕なりの最適解を見出したつもりなので、どこのサイトよりも内容に自信があります!)

 

企業分析はやろうと思えばキリがありません。

だからこそ、「これだけはしっかりと見ておくべきだ」という項目を絞って、皆さんに共有していきます。

 

企業分析をしなさいと言われるけど、具体的に何をどこまでやれば良いか分かりません。

そうだよね。企業分析は項目が多すぎるからこそ、重要な項目に絞り込んで分析することが重要!その内容を解説していくね!

就活で企業分析をする目的とは?

 

まず最初に企業分析をする目的について解説していきます。

就活では何をするにも「なぜその作業をする必要があるのか」を考えることが重要で、ただ「◯◯しましょう」というのに従うだけだとやる気も出ないし効果も半減する。

 

よって、なぜ就活において企業分析をする必要があるのか、ここで目的をしっかりと把握するようにしてください。

 

就活で企業分析をする目的ですが、僕が考えるに大きく以下の3つの目的があります。

(もちろん他にも様々な目的があって企業分析をする人もいます。あくまで僕が就活生の時に考えた目的です)

 

【就活で企業分析をする目的】

  • そもそも入社したいと思える条件の企業か確認するため
  • 自分との適性が高い企業かどうか確認するため
  • 長く働くことができる企業か確認するため

 

目的① そもそも入社したいと思える条件の企業か確認するため

 

就活において企業分析をする目的は、第一に「その企業がそもそも入社したいと思える条件の企業であるかを確認するため」だと僕は考えています。

 

例えば、求人サイトで目について、事業内容や仕事内容を読んだら「ここは良い会社だな!」と気になることも多いですよね。

でもじっくり分析してみると、その企業の残業時間は毎日4時間あった。

 

僕なら残業が毎日4時間もある企業には入社したくないので、他のどの条件が良くてもその企業に入社するという選択肢はなくなります。

 

このように、企業分析をすることによって、そもそも自分が入社したいと思える企業かどうか。

前提条件をクリアしているかどうかを確認することが、企業分析の大きな目的だと言えます。

 

目的② 自分との適性が高い企業かどうか確認するため

 

次に就活で企業分析をする目的は、その企業と自分との適性が高いかを確認するためです。

どれだけ事業内容や仕事内容に魅力を感じても、適性が高くないと、そもそも内定が出にくい(企業から評価されにくい)し、入社後のミスマッチに繋がります。

 

就活で最も大切なことは、「内定の獲得」じゃなくて、「自分に合った企業からの内定獲得」なんですよね。

自分に合う企業に入社することが重要であって、これがただ偏差値が高い大学を狙うような受験との大きな違いです。

 

企業分析をすることによって、自分の性格や価値観、長所との適性が高い企業かどうかを確認することが目的の1つだと言えますよね。

 

目的③ 長く働くことができる企業か確認するため

 

そして最後に、就活で企業分析をする目的は、その企業が長く働くことができる企業かを確認するためです。

 

例えば、知名度の高いA社があるとしましょう。

そのA社からの内定を獲得することができれば、周りからチヤホヤされます。

 

ここでA社は有名で、入社できればチヤホヤされるから入社しようと考えるのは安易なんですよね。

 

よくよく企業分析してみると、このA社はここ数年、売上が右肩下がりで赤字続き。

更には展開している事業の将来性も低ければどうでしょうか?

 

それでもA社が力のある企業で、V字回復することができれば良いですが、そうでなければ衰退業界で衰退事業に固執しているだけで、すぐにリストラの危機にさらされるかもしれない。

 

企業分析をすることで、その企業が長期的に繁栄する企業かどうかを確かめる。

要するにその企業の将来性や存続性を見ていくことが、企業分析の大きな目的の1つとなります。

 

なるほど!企業分析はただやれば良いというわけじゃなくて、こうした目的を明確化した上で取り組むことが重要なんですね。

そうだよ。何事も目的を明確化せずに取り組んでも意味がない。必ず実行する前に、目的をしっかりと明確化して、誰にでも説明できるような状況までもっていっておくことが重要だよ。

企業分析のやり方【6ステップで完了するフレームワーク】

それでは就活生が企業分析をする目的を把握したところで、この章では具体的な企業分析のやり方を解説していきます。

 

僕が就活生の時にやっていたことに、今の僕の知識を加えたのが、次の「6ステップの企業分析のフレームワーク」です。

 

それぞれ先に解説した目的の達成に連動していて、「なぜその行動を取るのか(=どの目的を達成するための行動なのか)」を明確化しています。

【企業分析のやり方】

  1. 労働条件を確認する(残業時間や年間休日・離職率など)
  2. 職種・仕事内容を理解して自身との適性を考える
  3. 新卒に求める人物像を確認する
  4. 属する業界の成長性・将来性を確認する
  5. 競合優位性を確認する
  6. 業績の推移を確認する

 

何度も言うように企業分析には終わりがありません。

だからこそ、自分で目的を設定し、それを達成するための行動をデザインすることが重要です。

では1ステップごとに詳しく見ていきましょう!

 

ステップ① 労働条件を確認する(残業時間や年間休日・離職率など)

 

まず最初に就活生がすべきことは、労働条件を確認することです。

労働条件として具体的に確認すべき項目は以下のとおりですね。

 

【確認すべき労働条件の項目】

  • 残業時間
  • 年間休日数
  • 土日出勤の有無
  • 3年後離職率
  • 平均年収(※初任給だけでなく平均年収もチェック)
  • 法定外福利厚生の充実度
  • 産休・育休の有無と産後復職率
  • 副業の可否

 

僕なら最低限、これらの項目は必ず見るようにします。

 

それぞれの項目ごとにどんな視点で見れば良いのか気になると思います。

ここで大事なことは"人によって見るべき項目と基準は異なる"ということです。

 

例えば、僕は就活生の時、残業時間を重要視していました。

平均残業時間が短ければ、長く働くことで他の社員さんと差をつけることもできるし、早く退勤して副業や自己投資の時間が作れると考えたからです。

 

よって残業時間は日本企業の平均とされている25時間以内/月の企業だけにエントリーするようにしていたんですよね。

 

このように人によって見るべき項目、そしてその項目に対する条件、基準が異なってくることを認識してください。

その上で、「自分はどの項目を重視するか、具体的な基準は?」と問いかけて、明確化しておくことが重要になります。

 

これらは企業選びの軸の1つであり、必ず持っておくべき指標となります。

参考として、先に紹介した項目に対して、僕ならどんな基準で確認するかを共有しておきますね。

 

【各項目に対して僕が設けていた基準】

  • 残業時間
    ⇒平均残業時間が25時間/月以内の企業かどうか
  • 年間休日数
    ⇒年間休日数が115日以上(できれば120日欲しい)
  • 土日出勤の有無
    ⇒土日出勤は絶対にしたくないので土日出勤がないこと
  • 3年後離職率
    ⇒30%未満であること
  • 平均年収(※初任給だけでなく平均年収もチェック)
    ⇒40代で平均500万円以上であること
  • 法定外福利厚生の充実度
    ⇒東京勤務で住宅手当が3万円以上出ること(またはそれを補うほどに平均年収が高いこと)
  • 産休・育休の有無と産後復職率
    ⇒これに関しては特に重要視しない
  • 副業の可否
    ⇒これに関しては特に重要視しない

 

このように各項目を見ていって、エントリーする企業を厳選していました。

 

だからこそ、どの企業に対しても志望度が高く、1通1通のエントリーシート作成や面接に丁寧に取り組むことができたと今振り返ると思いますね!

(企業分析も全然せずに適当に企業を選んでいると、エントリーシートの作成や面接がどれも適当になるのは当然のことだと思っていて、それだと結果的に非効率だなと)

 

条件を満たすホワイト企業だけを掲載する求人サイト

ここまで企業分析の第一歩となる労働条件の確認について解説してきました。

僕が就活生の時は、特に「残業時間・離職率・年間休日」の3条件が良い企業を厳選するようにしていたのですが、これらを全て満たすような企業を探すのが難しかった。

 

そこでこの就活攻略論を運営しつつ、2023年に立ち上げたのが「ホワイト企業ナビ」という条件を満たすホワイト企業だけを掲載する求人サイトです!

 

下記の条件をすべて満たす求人だけを掲載するサイトで、まだ掲載数は少ないですが、とにかく丁寧に掲載企業の厳選と、取材を通した求人作成をおこなってます。

 

 

「3条件を満たす働きやすい企業が知りたい!」という就活生は、ぜひ1度サイトを見てみてください。

今後も掲載企業がどんどん増えていくサイトで、めちゃくちゃ力入れて運営してます!

» ホワイト企業ナビとは?【マンガで解説しました】

 

東京や大阪で家賃補助なしは非常に厳しい

ここで法定外の福利厚生について補足させてください。

僕は大学を卒業してから、東京に勤務することになりました。

僕が就職した食品メーカーは本当にホワイトな企業で、家賃補助が7万円ぐらいあったんですよね。

 

それでも東京の家の家賃は本当に高くて、1Kなのに9万円ぐらいしました。

今思うと、あの家賃補助がなかったら生活できなかったな...と思います。

 

東京や大阪に就職する方は、家賃がとにかく高いことを意識しておくべきで、それを考慮した上で家賃補助の有無や初任給を見るようにすることが重要です。

 

ステップ② 職種・仕事内容を理解して自身との適性を考える

 

ステップ1として、労働条件を確認することができました。

次に企業分析として取り組むべきは、仕事内容を理解して自身との適性を考えることです。

 

意外にもエントリー先の企業の仕事を「イメージ」で理解している人が多い。

「営業職だから◯◯って感じの仕事かな?」「PR職って楽しそうじゃん」といった漠然としたイメージで仕事内容をちゃんと理解していない人が多いです。

 

先日、就活情報を発信しているエルトさんがこんなツイートをされていました。

 

 

仕事内容をイメージでとらえてしまって、ちゃんと理解しないと、このツイートのように入社してから「え!PR職って看板持ち!?」とミスマッチに繋がってしまうのです。

 

仕事内容を明確に理解してからエントリーすることを徹底する

なぜ仕事内容をイメージでしか理解していない人が多いのか?

それは求人サイトに掲載されている情報がわかりにくいからだと僕は思ってます。

 

求人を読んでも、仕事内容がよく分からないからイメージで「この会社なんか良さそうだな」と安易にエントリーしてしまう。

その結果、入社後のミスマッチですぐに辞める新卒が続出してしまうんですよね。

 

こうした事態を避けるためにも、「そもそも求人を読んで仕事内容が理解できない企業にはエントリーしない」ということが大切だと僕は考えています。

 

求人で仕事内容が伝えられないような企業はそもそも微妙ですよね?

新卒の立場に立って、「こう書けば仕事内容が分かりやすいかな?」と考えることができるような人事のいない企業は、将来性がないと僕なら割り切ります。

 

必ず企業分析の一環として仕事内容を理解してください。

具体的に1日の流れをイメージできないと、その企業への志望動機や自己PRは作れないし、面接でボロが出ます。

 

仕事内容を理解した上で自分との適性を測る

仕事内容を理解することは大前提で、その上で自身との適性を測りましょう。

就活はその企業との「適性」で決まるものです。

東大生だろうが、その企業と適性が合わなければ落とされるわけで、これがテストの成績という1つの指標だけで決まらない受験との大きな違いとなります。

 

そしてこの適性ですが、企業側に判断を丸投げするのは二流。

この就活攻略論を読むような積極性のある皆さんには、ぜひ"自分から適性を測る"という行動をとってもらいたいと思います。

 

自分から適性を測るとは何か?

仕事内容を理解した上で、「その仕事内容なら自分の◯◯の長所が活かせるだろうな」と自分の長所や能力・経験を活かせる仕事かどうかを考えることです。

 

新卒は即戦力ではないので、すぐに仕事に活かせる能力や経験を持っていることは重要ではありません。

ですが、「そもそもその仕事に合う長所や性格を持っているか」という点は重要なんですよね。

 

例えば僕は1人で映画に行き、週末も1人で3店舗ものカフェに行って記事を書き続け、夜はアニメを見るような陰キャですが、初対面の人と話すのは得意です。

また初対面の人から親しみを持たれやすいタイプなので、営業職が向いていると考えました。

 

更に僕は何かを考えて発想することが大好きなので、「提案型の営業職」が向いていると考えて、それに当てはまる営業職の仕事の企業を中心にエントリーしたんですよね。

 

このように自分の長所を把握した上で、ならどんな仕事内容が合うかを考えておく。

企業分析の際には、その企業での仕事が自分に合うかどうかを、まずは自分で考えてみる。

 

これが大切だし、基礎に見えてここまで考えている就活生は少ない。

だから差別化できます。ぜひ取り組んでください。

 

ここでポイントになるのは、自分の長所や性格を理解していること。

要するに自己理解が深いかどうかであって、自己理解を深めるためには徹底的な自己分析が必須となります。

 

自己分析は就活において超重要なのに、しっかりと理解して取り組んでいる人が少ないと思って、わかりやすくマンガを使って解説した記事を用意してます。

 

ぜひここまで読んでみて「まだ自己理解が浅いかもしれない」と思う人は、まずは自己分析を通して、自己理解を深めてください。

(自己理解に終わりはないので、最低限、自分の能力的、性格的な長所と短所だけは明確に語れるようにしておいてください)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

ステップ③ 新卒に求める人物像を確認する

 

企業分析では、更にその企業と自分の適性が高いかどうかを測る必要があります。

具体的に測る方法としておすすめなのが「新卒に求める人物像」を確認すること。

 

求める人物像は、その会社の採用ページや就職四季報に記載されています。

(企業によって求める人物像が書かれていないことがありますが、その場合は、仕事内容や企業理念を見て自分なりに仮説を立てることが大切です)

 

下の画像は就職四季報の見本です。

 

画像引用:東洋経済オンライン「就職四季報サンプル

 

これを見ると日本郵船の求める人物像は「変革に対応できるバイタリティーを備えた国際人たりうる人材」とされていますね。

 

よって日本郵船との適性が高い人は、「変化に対応できるバイタリティーを持っている人」であり、かつ「国際人(国際的に活躍している人)になるために英語力があるような人、海外を視野に入れている人」となってくるでしょう。

 

そうなると僕のような「海外はどうでもいい」と考えている人との適性は低いと考えることができます。

 

このように企業の求める人物像が分かると、それが自分に当てはまるかどうかと適性を判断することができるので、企業分析の際に必ずチェックするようにしてください。

 

企業の求める人物像は抽象的なことが多いから具体化する

この求める人物像に関する重要な補足として、企業が設定する求める人物像は非常に抽象的であることが多いんですよね。

 

例えば求める人物像を「前向きな人」とする企業があります。

この「前向きな人」なんて抽象的で、誰もが前向きに考える能力があるからこそ、今こうして生きていると考えることもできます。

 

こうした抽象的な言葉に出会った時、必ずすべきことが具体化です。

誰に説明しても同じ解釈ができるレベルまで具体的な言葉に落とし込んでください。

 

「前向きな人」という抽象的な言葉を具体化するとどうなるか?

僕なら次のように具体化しますね。

 

前向きな人

 

↓ 前向きとは何か?

 

できない理由を考えるのではなく、できる理由に目を向けて行動すること

 

↓ では前向きな人とは?

 

できない理由だけを考えるのではなく、それ以上にできる理由を考えて、それに目を向けて行動し続ける人

 

ここまで具体化することができれば、自分は前向きな人かどうか考えることができる。

僕は根暗ですが、できる理由を考えて挑戦するタイプなので前向きだと言えるかもしれません。

 

この「求める人物像を具体化して自分なりにその企業との適性を判断する」という作業ができていると、それをそのまま自己PR化することができるんですよね。

 

その際に面接官は「うちの求める人物像をそこまで深堀りして適性を判断しているのか、この就活生は志望度が相当に高いんだな」と考え、評価してくれます。

 

更にはこちらから適性の高さに関する材料を提示しているので、面接官は「たしかにそれならうちの会社との適性は高いと言えるだろう」と判断しやすい。

 

これだけのメリットがあるので、抽象的な求める人物像に出会ったらラッキーと思って具体化し、自分との適性を測ってください。

その上で自己PRに活かすまですれば完璧です!

(そこまでできる就活生はほとんどいないので)

 

ステップ④ 属する業界の成長性・将来性を確認する

 

ステップ②と③を通して、企業分析の2つ目の目的である「自分との適性が高い企業かどうか確認するため」を達成する行動が取れました。

 

このステップ④〜⑥は、企業分析の最後の目的である「長く働くことができる企業か確認するため」を達成するための行動となります。

 

企業分析を通して、その企業は将来的にも成長し続ける企業なのか、または成長しないにせよ長く需要のある事業を展開し続けることができるのか。

そういった企業の将来性をこのステップから確認していきましょう。

 

企業の将来性を分析する上で、最初にすべきはその企業が属する「業界」の分析です。

そもそもその企業が属している業界は成長していくのか、衰退していくのか、このあたりは志望業界を選択する上で本当に大切になってくる。

 

過去に僕は次のようにツイートしました。

 

 

成長業界に身を置くことは、上りのエスカレーターに乗っている状態です。

反対に衰退業界だと、下りのエスカレーターに乗っている状態となり、前年よりも努力しても結果は出ない。

 

よって対象企業が属する業界について、徹底的に調べてください。

具体的には「◯◯業界 将来性」と検索して、様々なサイトをチェックするのがおすすめです。

 

他にも帝国データバンクが提供している「業界天気図」もチェックしておくべきサイトですよ。

▼業界天気図は各業界の動向と展望が天気予報としてわかりやすく書かれている

 

加えて、何らかの理由によって働きやすい環境が作りやすいホワイト業界を僕なりにまとめた記事を別で用意しています。

 

この記事を通して「なぜその業界がホワイト業界になりえるのか?」という理由の部分を読み込み、自分が志望する業界と比較することで、本当に志望業界で良いのか、志望業界の将来性はあるのかを確認していくことをおすすめします。

» 【ホワイト業界ランキング14選】僕がおすすめするホワイト業界を紹介!

 

ステップ⑤ 競合優位性を確認する

 

対象企業の将来を確認するために、まずは業界を見てきました。

次に見るべきは、その企業の「競合優位性」についてです。

 

競合優位性とは、同じような事業をしている競合他社や、これから同じような事業を展開する新規参入企業と比べて、圧倒的に有利となれる武器のことを指します。

 

例えば、僕が新卒で入社した食品メーカーは野菜ジュースを販売していました。

「会社のブランド」「既に全国の小売店で取り扱われていること」「野菜ジュースを全国展開するための工場設備の充実性」...など、他社よりも圧倒的に有利な武器があった。

 

特に「ブランド」に関しては、食品メーカーにとって最強の競合優位性となります。

 

競合優位性があることの何が重要なのか?

企業の将来性を左右する要因の1つが「他社との競争に勝ち続けられるかどうか」なので、他社との競争に勝つために競合優位性が必要なんですよね。

 

よって企業の将来性を確認するための企業分析として、必ず「競合優位性」を探して自分なりの仮説を立てましょう。

 

ここで仮説を立てておけば、会社説明会や面接での質問にて「御社の競合優位性は◯◯にあると私は考えているのですが、いかがでしょうか?」といった質問にも繋がるので、考えておくと良いですよ。

(逆質問では、ネットに答えが書かれているようなことを質問するのではなく、自分になりに仮説を立てて、それが正解かどうかを確認するような質問がベスト。よって競合優位性について仮説を立てて、それを確認するこの質問は企業からも評価される質問の1つだと言えます)

 

ステップ⑥ 業績の推移を確認する

 

そして最後、就活生が企業分析すべき項目が「業績の推移」です。

 

ここまで対象企業の将来性を確認するために、「属する業界の成長性や需要」と「競合優位性」を確認してきました。

この2つを見るだけでも、対象企業の将来性を見ることができます。

 

しかし、どれだけ成長業界に属しており、競合優位性があってもうまくいっていない企業は多いんですよね。

そこで対象企業がうまくいっている企業なのか、伸びていないにせよ、大きく衰退していないかどうかをチェックするために業績の推移を確認する必要があります。

 

業績として見るべき項目は、僕なら「売上」と「純利益」を見ますね。

まずは売上が上がっているかどうかを確認し、その上でしっかりと利益が出ているかどうかを純利益で確認します。

 

 

純利益だけで判断するのはNG

売上と純利益の両方を見るべき理由は、純利益だけを見てしまうと、「儲かっているけど投資が多い」場合を見逃してしまうから。

 

純利益とは、売上からもろもろの経費を引いたものであり、将来のための設備投資や新規事業のための投資が大きければ、仮に儲かっていても純利益は少なくなってしまう。

 

また、売上だけを見ない理由は、「売上があっても必要経費が多すぎて儲かっていない」という場合を見逃さないためです。

 

1000億円の売上があっても、その売上を出すのに1100億円の原価や経費がかかってしまっていれば赤字ですよね。

 

これらの理由から、僕は企業の業績を確認する時に売上と純利益の両方を見るようにして、「売上がしっかりと右肩上がりかつ、純利益も出ている企業」を将来性と安定性がある企業だとするようにしています。

 

ここまでの解説で1万文字の大ボリュームになってしまいました!

(4日間スタバにこもって書いています...!笑)

 

ですが、企業分析はそれほど重要であり、自分の人生を左右する「最初に入社する企業」を決めるための作業です。

 

ぜひ1工程ずつ力を抜かず、エントリー候補の企業に対して1社ずつこれら6ステップを実行するようにしてください。

 

こうして説明すると長く感じたと思いますが、この6ステップは覚えてしまえば1社あたり10分ほどですべて完了します。

企業分析が甘い就活生は本当に多くて、だからこそ差別化することができる。

丁寧に取り組んでいきましょうね!

 

僕が今就活生ならこの6ステップでエントリー候補の企業を分析していく!ここがしっかりとできていると、志望動機や自己PRの作成もスムーズになるから一石二鳥!!

企業分析で見るべきその他の項目

 

ここまで、僕が今就活生なら企業分析にどう取り組むかを共有してきました。

冒頭でも話したとおりで、就活には正解がなく、僕のやり方も正解じゃない。

 

だからこそ、自分なりに「もっとこういう項目も見るべきかな?」とカスタマイズしていくことが重要なんですよね。

 

そこでカスタマイズの役に立つよう、先の6ステップで紹介しなかったけれど、企業分析で見る価値のある重要項目を一覧化しておきます。

 

【企業分析で見るべきその他の項目】

  • 従業員数
  • 設立年数
  • 社長からのメッセージ
    (僕が社長のメッセージを見る時は、そもそも発言に共感できるか?体育会系で昭和的な発言ではないか?創業者一族しか社長になれない企業は嫌だったので創業者一族ではないか?などを見てました)
  • 社風
  • 競合他社
  • 企業理念
  • ビジョン(今後の展望・五カ年計画など)
  • 勤務地(転勤の有無)
  • 選考過程(特に適性検査の種類とグループディスカッションの有無)
  • 評価制度
  • 男女比
  • 女性の役員割合
  • 元従業員からの口コミ
  • 現役の従業員からの口コミ
  • GoogleMapでの企業レビュー

 

これ以外にも挙げ出したらキリがないですが、このあたりをチェックしておけば特に問題はないでしょう。

 

次の章からは、「更に知っておくと企業分析を深められる!」という知識を共有していきます。

企業分析に役立つ本やサイト、更にはよくある質問にも答えていくので、最後まで読み込んでいきましょう!

 

こうした項目も確認できるところは確認すべきなんですね!入社する企業を選ぶわけだからしっかりと確認するようにしていきます。

企業分析に役立つおすすめの本

 

この章では、企業分析におすすめの本を紹介していきますね。

 

実際に僕が就活生の時に使っていたのが「就職四季報」と「業界地図」でした。

それに加えて、社会人になってから読んだ「転職の思考法」は企業分析において、非常に役立つ本なので1冊ずつ紹介していきます!

 

企業分析に役立つ本① 就職四季報

 

まず最初におすすめするのが就職四季報です。

僕が就活生の時は、常にカバンの中に入れて愛用するほどの必需品です。

 

就職四季報とは、東洋経済新報社が出版している本で、企業の情報が1社ずつ丁寧に掲載されているのが特徴です。

また企業側に忖度せず、信頼性のあるデータが掲載されているのがポイントですね。

 

下の画像が実際の就職四季報の見本なのですが、1企業に対して企業理念から選考過程、選考ごとの通過率、過去の採用大学、企業の概要、残業時間、平均年収、採用人数...とあらゆる情報が記載されています。

 

これらの情報を自分でまとめるのは相当に時間がかかるので、本当におすすめの本です。

ちなみに就職四季報は大きく3種類あります。

「大手の情報がメインの総合版」「優良中堅・中小企業版」「女子版」です。

 

男性なら「大手の情報がメインの総合版」と「優良中堅・中小企業版」の2冊。

女性なら「女子版」と「優良中堅・中小企業版」の2冊がおすすめですよ!

 

就職四季報(大手の情報メインの総合版)

 

上場企業をメインとした総合版がこちらです。

僕は大手企業と中堅企業をバランス良くエントリーすることを大切にしていたので、こちらの総合版もフル活用していました。

 

就職四季報(優良中堅・中小企業版)

 

こちらは優良中堅・中小企業版の就職四季報です。

総合版だけを購入する人は多いですが、個人的にはこれが最もおすすめです。

 

なぜなら「知らなかったけど条件の良い企業」を知るきっかけになるから。

就活はどれだけ良い企業でも、知名度が低いと倍率が低くなります。

 

要するに「良い企業なのに倍率が低くて受かりやすい企業」も多いんですよね。

そんな企業を知るための手段として、僕が最もおすすめしているのがこの就職四季報(優良中堅・中小企業版)となります。

 

運営しているホワイト企業ナビもそういった企業を探すために立ち上げて運営していますが、まだ掲載企業が少ないので、この就職四季報の方がより多くの企業を知ることができて良いですよ!

(ホワイト企業ナビも負けないように頑張って運営していきます!)

 

就職四季報(女子版)

 

そして最後に、就職四季報女性版は、女性が特に大切にする項目がわかりやすく掲載されています。

よって女性なら総合版ではなく、こちらの女子版を購入することをおすすめします。

 

企業分析に役立つ本② 「会社四季報」業界地図

 

就職四季報の次におすすめの本が業界地図です。

業界地図は、各業界のトップシェア企業の一覧や、その業界の展望までが図解で分かりやすく解説されている本ですね。

 

就職する企業を選ぶ上で、業界の選択は非常に重要です。

途中で解説したように「成長業界に身を置くのは上りのエスカレーターを登っているようなもの」であり、実績を残しやすいし、転職しやすいからです。

 

そもそもどんな業界があるのかを知り、それぞれの業界の展望・将来性がどうなのか、全体像を理解するためにおすすめの本なので、ぜひ1冊手元に置いておきましょう!

 

 

企業分析に役立つ本③ 日経業界地図

 

次に業界地図に関しては、日本経済新聞出版も出しています。

内容としては同じような内容なので、書店で両方目を通してみて、自分に合った方を選ぶようにしましょう。

 

ちなみに僕が就活生の時は、会社四季報の業界地図を選びました。

就職四季報と同じ出版社で統一性があって良いかなと思ったのが理由なので、どちらも有益で、どちらもおすすめできます!

 

 

企業分析に役立つ本④ 転職の思考法

 

そして最後に、企業分析におすすめの本が「転職の思考法」です。

こちらの本は転職者向けですが、転職者向けの情報は就活生も得るべき情報だらけ。

特に業界の選択や職種の選択に関して、ほとんどが転職と就活で共通して必要な知識です。

 

企業分析をする以前に、この本を通していかに業界の選択が重要なのか、職種の選択が重要なのかを理解しておくと、企業分析のやる気を高めることができる。

また将来的に転職するときにも使える情報が満載なので、企業分析前にざっくり読んで欲しい1冊です。

 

 

マンガ版も手軽に読めるのでおすすめ

ちなみにこの転職の思考法は漫画版も出ています。

情報量は少ないですが、重要なポイントだけが抽出されているので、本を読むのが苦手だという人はこのマンガ版を読んでから企業分析に取り組むと良いですよ!

 

 

ここで紹介した本を含めて、企業研究や業界研究に役立つ本をまとめて、更に詳しく解説した記事を書いています。

「ちょうど就活に役立つような本を探していたんだよね」という就活生は、合わせて読んでくれると嬉しいです!

» 【就活】企業・業界研究におすすめの本8選|複数内定者推奨!

 

就職四季報は1社ずつ、調べると面倒な情報がすべてまとめられていて便利ですね。

そうなんだよ。ここで紹介した本の中でも、最もおすすめは就職四季報だね。

企業分析に役立つおすすめのサイト

 

続いて、企業分析に役立つサイトも紹介していきますね。

特に最初に紹介する企業の口コミサイトは、企業分析で必ずチェックすべきサイトなので、まずはその存在を把握した上でおすすめのサイトをブックマークしておいてください。

 

サイト① enライトハウス

 

まず最初に、企業研究で役立つサイトが「ライトハウス」です。

こちらは企業の口コミサイトで、その企業の元社員や現役社員からの口コミが掲載されています。

 

就活生も無料で利用することができて、かつGoogleMapなどの外部からの口コミではなく、内部からの口コミが見られるのは本当に有益。

 

口コミサイトとしては、openworkや転職会議など複数のサイトがありますが、個人的にはサイトのデザイン・見やすさ・情報量を総合的に見た時に、このライトハウスがも最も良いサイトだと考えています。

 

企業分析には限界があるからこそ口コミが有用

今回の記事で解説した企業分析ですが、やはり得られる情報や予測できる内容に限界があるんですよね。

業績を確認しても確実な将来性を予測することはできない。

そもそも未来は不確定で、誰にも予測することはできません。

 

このように企業分析には限界があるからこそ、多角的な情報が必要であり、その1つとしてその企業の内部からの口コミが有用です。

 

今回の記事で解説した6ステップを通して「この会社は良い会社だ!」と判断しても、口コミサイトを見たら「意見がとにかく通りにくく上下関係が厳しい会社です」という口コミがたくさんあったら僕なら選びません。

 

このように口コミサイトでの情報によって、そこまで企業分析して判断した内容がひっくり返ることがザラにある。

でもこれは悪いことではなくて、口コミサイトも見た上で、入社したい会社だなと判断できるかどうかが重要なんですよね。

 

これらの理由から、企業分析をする上で必ず口コミサイトにも目を通してください。

僕がおすすめするその他の口コミサイトや、口コミサイトを利用する上での注意点を詳しくまとめた記事も書いているので、合わせて読んでくださいね!

» 就活生におすすめの口コミサイト【1位〜8位】厳選しました!

 

サイト② 職種図鑑

 

次に企業研究に役立つサイトが「職種図鑑」です。

この職種図鑑は、各職種の仕事内容がイラストを用いてわかりやすく解説されています。

 

今回紹介した6ステップの企業分析の2ステップ目が「職種・仕事内容を理解して自身との適性を考える」でしたよね。

その企業の仕事内容・職種を理解し、その上で自分がその仕事に合うかどうかを判断することも重要な企業分析です。

 

もちろん同じ営業職だとしても、企業によってその仕事内容は異なります。

ですが、「◯◯職の仕事は基本的にはこのような感じの仕事だ」という知識がないと、仕事内容を理解するのが難しいんですよね。

 

よってこの職種図鑑を通して、まずは世の中にどんな職種があるのか、そして自分にはどんな職種が向いているのかを考えてみてください。

 

この作業をする上で、職種図鑑はとにかくイラストが良くて見やすくおすすめです!

 

サイト③ 業界天気図

 

最後、企業研究で役立つサイトが「業界天気図」です。

途中でも紹介したサイトですが、非常に有益なサイトなのでここでも紹介します。

 

業界天気図は、企業情報を扱う大手企業の帝国データバンクが運営しています。

よくわからない信頼性の低い会社が運営しているサイトじゃないので、掲載されている情報の信憑性が非常に高いんですよね。

 

その点、各企業の業績・株主向けのデータに精通している帝国データバンクが運営しているので、業界の動向や展望に関する情報源としては、おすすめの本で紹介した「業界地図」よりも信頼できると僕は考えています。

 

帝国データバンクの倒産・動向速報も有益

ちなみに帝国データバンクが提供している「倒産・動向速報」も余裕のある就活生は読んでみてください。

このサイトでは、企業の倒産情報が速報として掲載されています。

 

なぜ企業の倒産情報を読むべきかと言うと、「なぜ企業が倒産するのか」という倒産要因を把握できるからです。

倒産要因をざっくりとでも理解していると、「なるほど、こうした理由で企業は倒産するんだな。じゃあこの企業は倒産しなさそうだ」と転用すうことができる。

 

僕は自分で会社を経営している立場なので、この倒産情報を見て「なるほど!新しい事業への投資にお金を使いすぎて、一気に業績が悪くなる企業が多いんだな」といった知識を蓄積することを大切にしています。

 

社会人になったら、こうした「知識を元にした予測」の精度が高い人は本当に活躍するし、それができる人は一握り。

ほとんどの人は目の前の仕事を片付けることだけしか考えていない。

 

この就活攻略論を読む皆さんは、目の前の仕事だけでなく、長期的かつ広い視野も持って仕事をして欲しいなと僕は思います。

だからこそ、普通の人は読んでいないような倒産情報などの情報源も押さえておいて、少しずつでもインプットを蓄積していきましょう!

 

企業分析をする上でおすすめのサイトは以上です!

他にも、そもそも企業分析をする対象企業を探すための求人サイトや、企業からのスカウトが届く逆求人サイトなど、おすすめの就活サイトをまとめた記事も用意しています。

僕のおすすめのサイトをランキング化しているので、この記事を読み終わったらぜひ参考にしてくださいね!

» 就活サイトおすすめランキング【1位〜35位】複数内定者が厳選しました!

 

企業分析に役立つような無料のサイトがこんなにあるんですね!

そうだよ。多くの就活生が見ているサイトだけを見てても差別化できない。他の就活生が知らない有益なサイトをいかに知っているかが重要だから、ぜひ参考にしてみてね!

企業分析に関してよくある質問

 

ここまで僕が伝えたい企業分析のやり方を伝えきれたと思います。

加えて、企業分析に関して就活生からよくある質問に回答していきますね。

 

質問① 就活で企業分析はいつからすべきですか?

 

企業分析を始めるタイミングは、自己分析が終わってからです。

そして自己分析をするタイミングは、なるべく早くが正解ですね。

 

要するに、この記事を読んでいるのが、大学1年生だろうと今から自己分析を始めるべきだし、もう就活が本格化している大学3年生の3月だろうと今から始めるべきです。

 

なぜそんなに早く自己分析を始める必要があるのか?

それは自己分析による自己理解が、就活の土台になるからですね。

 

企業分析に関しても、1ステップ目で自分の企業選びの軸をそもそも満たしている企業かどうかを判断する工程がありました。

この企業選びの軸は自己分析を元に設定するものであって、自己分析ができていない状態でどんな企業に入社するかを決めることはできない。

 

よって自己分析はなるべく早く始めてください。

 

その上で企業分析をすべきタイミングは、エントリーする企業を選ぶ際におこないましょう。

これを読んでいるのがもう就活が本格化したタイミングであれば、すぐに企業分析をしながらエントリー企業を選んでいきましょう。

 

企業分析をするのを後回しにするのではなく、就活は企業選びや選考対策を同時並行的に進めていくことが重要です!

» 【企業研究はいつからすべき?】企業研究するタイミング解説!

 

質問② 企業分析はエクセルかノートどちらですべきですか?

 

僕は企業分析はノートですべきだと考えています。

 

理由は大きく3つで、まずノートであれば面接の直前まで確認できますよね。

更には会社説明会にもそのまま持っていけるので、企業分析を通して生じた疑問を、会社説明会で質問して、そのまま書き込むといった動きもできる。

 

そして最後に、ノートにまとめると、どんどん情報が溜まって、ノートが埋まっていくのでやりがいがあります。

 

就活では自分のモチベーションを自分で上げる必要があります。

だから僕は就活で使うノートは1冊3000円ぐらいするノートを買って、ボールペンも数万円するものを購入しました。

でもそれでモチベーションが上がり、就活がうまくいくなら安い買い物ですよね。

 

ぜひ企業分析はノートでまとめるようにしましょう!

ノートでのまとめ方も別記事で詳しく解説しています。

» 【企業研究ノートの書き方】6ステップで完成するおすすめテンプレ共有!

 

質問③ 企業分析で企業の株価推移は見るべきですか?

 

就活における企業分析で、企業の株価は特に見る必要はないと考えています。

そもそも株価は直接的にその企業の業績や将来性を反映するものではなく、社会情勢や海外での出来事によって価格が変動します。

 

そんな不確定要素の大きい株価を就活生が参考にしても意味がないかなというのが正直なところですね。

もしも余裕がある人は「株価があまりに下落している場合にその理由を調べる」という行動を取るぐらいに抑えておくと良いかと思います。

 

質問④ 企業分析で財務諸表は見るべきですか?

 

企業分析において財務諸表はできれば見て欲しいです。

しかし、財務諸表や株主向けの情報(IR情報)まで目を通すのは、最終面接ぐらいまで選考を進んだ企業だけで十分です。

 

そもそも就活では、どれだけ企業分析をしてもESや一次面接で落ちたら意味がない。

不採用になれば企業分析にかけた時間は無駄になります。

 

よって、エントリー企業を選ぶ段階では、ここで紹介した6ステップを行う。

その上で、最終面接まで選考に進んだ企業に対しては、財務諸表やIR情報、OB訪問による現場調査をおこなうという流れが有効かと僕は思いますね。

 

質問⑤ ツイッターの企業分析ハックはフォローすべきですか?

 

12万人ものフォロワーがいる企業分析アカウントの「企業分析ハック」ですが、こちらは更新が少ないので、就活生へのおすすめ度はそこまで高くありません。

 

ですが、情報の質は非常に高いので、もともとツイッターをやっている就活生ならフォローする価値のあるアカウントだなと思いますね。

フォロー必須かと聞かれると、そうではないと答えます。

 

 

質問⑥ 企業分析でその企業の安全性を測ることはできますか?

 

企業分析でその企業に就職することの安全性をある程度まで測ることはできます。

しかし、どれだけ分析したところで誰にも未来は読めないので、100%安全性を測ることは不可能です。

 

しかし、業界の成長性や業績の推移、新規事業などを見ることで、直近の安全性をある程度は見ることができます。

 

ですが、安全性を測るよりも大切なことは「変化対応」です。

安全性の予測が100%できない以上、どこに就職してもリストラされる可能性や、会社が倒産してしまう可能性はある。

 

しかし、その状況において自分自身が変化対応することができれば、自分のキャリアの安全性を高く保つことができる。

 

例えば、途中で話したとおり、僕は会社を経営しています。

ですが、来年倒産する可能性は十分にあるんですよね。

 

しかし、会社の経営やこのブログの運営を通して得たスキル・知識を他社に売り込んで、正社員として採用してもらうことができます。

他にもアルバイトをしながら、空いた時間でまたブログを立ち上げても良いでしょう。

 

このように「会社の安全性」ではなく、「個人の安全性」に着目して、個人の安全性を高めていく方がこれからの時代は特に大切です。

 

企業分析はしっかりとしつつ、でも頭の片隅に「それでも安全性は測りきれない」と割り切った考え方を持った上で、個人の安全性を高めるためのキャリアを歩むことをおすすめします!

 

本記事の要点まとめ

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました! 

僕が大学生の時、「企業分析は大切ですよ」と大学で説明されたのですが、具体的なやり方まで教えてもらうことはできず、困った経験があります。

 

子供に「勉強しなさい」とだけ叱る親が多いように、「◯◯しなさい」と抽象的な指示をされることは多いものです。

 

その時に大切なことは、「なぜそれをすべきなのか?」と目的を明確化することと、「具体的にそれはどうやるのか?」と方法を深堀りすることです。

 

僕がこの就活攻略論を運営しているのは、その目的と方法を共有するためであり、それを読んで「お!他のサイトに書いてある情報よりも有益だ!助かった」と1人でも多くの就活生の役に立つことです。

(そのために週5〜7日、スタバかコメダにこもって1日8時間以上記事を書いてますw)

 

今回の記事を通して、企業分析の目的と方法を理解し、その上で自分にぴったりの企業への入社につながることを心から祈っています。

僕は今日も記事を書き続けます。明日も記事を書きます。

一緒に頑張りましょう!!

 

それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。

 

【本記事の要点】

  • 就活における企業分析の目的は、大きく3つあり、「そもそも入社したいと思える条件の企業か確認するため」「自分との適性が高い企業かどうか確認するため
    」「長く働くことができる企業か確認するため」である。
  • 就活における企業分析のやり方に正解はないが、僕が今就活生なら次の6ステップで企業分析をおこなう。
  • 「労働条件を確認する(残業時間や年間休日・離職率など)→職種・仕事内容を理解して自身との適性を考える→新卒に求める人物像を確認する→属する業界の成長性・将来性を確認する→競合優位性を確認する→業績の推移を確認する」
  • 企業分析をすべきタイミングは自己分析がある程度終わってからであり、なるべく早くから始めるべき。就活が本格化する前からでも、自分に合った企業を探すことはできる。