就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
今回は「自分史」の書き方について解説していきます。
自分史とは、自分の過去の出来事を洗い出して深堀りすることで、自分の性格や価値観を知る作業です。
就活において、徹底的な自己理解こそが土台になります。
そして、自己理解を深める方法として、自分史はかなり有効です。
何を聞かれても自己理解を深めておけば、回答することができます。
就活は「自分を売り込む営業」だとよく言いますが、自社の商品を理解していない営業マンは売れないですからね。
この記事を通して、自分史の作成方法を理解するだけでなく、深い自己分析を完了させて選考突破力を高めていきましょう!!
自己分析は就活する上でとても重要な作業だと思うので、自分史についてもしっかり教えてほしいです!
任せて!自分史のテンプレも作ったから、それをもとに実際僕が記入しながら解説していくね。
- 自分史とは?
- 自己分析に役立つ自分史の書き方【テンプレ有り】
- 自分史の作成に使える100の質問
- 自分史を書くときのポイント
- 自己分析で自分史を作成する目的
- 自分史で自己分析を行うメリット
- 自分史を書くときの注意点
- 自分史の結果の活かし方
- 自分史以外の自己分析のやり方
- 本記事の要点まとめ
自分史とは?
まず最初に「自分史」とは何かを解説しておきます。
自己分析における自分史を定義すると以下のようになりますね。
【自分史とは】
自分の過去の出来事を洗い出して一覧化したもの。
わかりやすく言うと、生まれた時から現在にかけて起こった、小さい出来事から大きな出来事までを洗い出してまとめたものです。
要するに、“過去を振り返った日記”とイメージするのがわかりやすい。
日記を読むと「ああ!こんなことがあったな!この時の自分は◯◯ってことを考えていたんだ」と自己理解が深まりますよね?
それと全く同じようなものです。
自分史を通して「自分の考えや価値観」を洗い出していきます。
なるほど!自分史とは自分の過去から現在までの出来事をまとめたものなんですね!
そうだよ!自己分析においては、その出来事から自分の考えや価値観を洗い出すことで自己理解を深めていくよ。
自己分析に役立つ自分史の書き方【テンプレ有り】
ではこの章にて、具体的な自分史の書き方を解説していきます。
自分史の書き方は以下の7ステップ。
【自己分析のための自分史の書き方】
- 過去の出来事を洗い出す
- 過去の出来事に対して「なぜ」を問う
- 過去の出来事に対して「結果どうなったか」を問う
- 過去の出来事に対して「今何を思うか」を考える
- これまでの記載内容から「企業選びの軸」を記載
- これまでの記載内容から「自分の魅力」を記載
- これまでの記載内容から「自分の欠点」を記載
自己分析のための自分史のテンプレと例文を共有
この自分史を作るための7ステップを記載するテンプレを用意しておきました。
自分で記入できる空白のものと、僕が作成した例をまずは共有しますね。
▼自分史のテンプレ(空白)
▼自分史のテンプレ(例文)
ステップ① 過去の出来事を洗い出す
まず最初にすべきは過去の出来事を洗い出す作業です。
この時、過去の出来事を箇条書きで一覧化するのは非効率。
(出来事を洗い出すこと自体が目的になってしまうのでおすすめできない)
そこで1つずつ過去の出来事を洗い出し、その1つの出来事ごとに自分の考えを深めていくという手順を僕はおすすめします。
▼僕がやった例文
ステップ② 過去の出来事に対して「なぜ」を問う
次に洗い出した出来事に対して、「なぜ」と問いかけましょう。
「なぜそれが良い思い出として印象に残っているのか?」「なぜそれに対して嫌だと感じたのか?」など、出来事に対してとにかく「なぜ」と問いかけます。
▼僕がやった例文
ステップ③ 過去の出来事に対して「結果どうなったか」を問う
続いて、洗い出した過去の出来事に対して「結果どうなったか」を問いかけます。
良い出来事ならその出来事を通して自分にどんな変化があったのか?
嫌な出来事ならそれをきっかけとして性格や考え方に変化があったのか?
何も変化がなかった場合でも、その出来事について起こったことをできるだけ洗い出してみてください。
▼僕がやった例文
ステップ④ 過去の出来事に対して「今何を思うか」を考える
次に洗い出した出来事に対して、今あなたが何を思うかを考えてみましょう。
昔の出来事を深掘ってみると、自分の意外な性格や、今と何も変わっていない点などがよく分かると思います。
それを通して、「自分は昔から◯◯が得意なんだな」とか「◯◯をしている時は今でも楽しいな」など発見があるかもしれません。
▼僕がやった例文
ステップ⑤ これまでの記載内容から「企業選びの軸」を記載
次にこれまで深堀りした内容から、企業選びの軸が見えてきましたか?
見てた人はぜひここに記載しておきましょう。
昔から変わらない自分の得意、苦手、性格、価値観に合った仕事内容や人間関係。
どんな些細なことでも良いので、企業選びの軸として言えることがあれば洗い出しておきましょう。
▼僕がやった例文
ステップ⑥ これまでの記載内容から「自分の魅力」を記載
過去の出来事を洗い出した内容から見える「自分の魅力」を記載します。
どんな小さなことでも良いので、自分の特技や良い考え方、他の人との違いなど自分の魅力を書き残しておいてください。
就活において「自分の魅力」は最大の武器となります。
自分の武器が何なのか、そして武器の把握は多ければ多いほど良いですからね。
ここで実行しておきましょう。
▼僕がやった例文
ステップ⑦ これまでの記載内容から「自分の欠点」を記載
最後に、自分の魅力だけでなく「自分の欠点」も合わせて記載します。
魅力ばかり語る人って、何か怪しい感じがしますよね?
何か裏があるのではないか、都合が悪い部分から逃げているのではないか?と感じてしまう。
だからこそ、魅力だけでなく欠点も理解しておくことが重要です。
自分の欠点が見えれば、それをできるだけ避けるようなキャリアの選び方ができたりと良いことが多いんですよね。
▼僕がやった例文
ここまでの7ステップにて、1つの出来事の深堀りは完了です!
自分史は過去から現在までの出来事を洗い出したものなので、1つの出来事の深堀りだけでは足りません。
1つでも多くの出来事を深堀りすることで、より多くの企業選びの軸、自分の魅力と欠点を洗い出すことができますよ。
なるほど!自己分析のための自分史は、ただ出来事を洗い出すだけじゃなく、1つ1つの出来事を深堀りして自己理解を深めていく作業なんですね。
そうだよ。「過去の出来事を洗い出すだけの自分史」は自己分析に役立たないから注意しよう。
自分史の作成に使える100の質問
過去から現在までの出来事を広く洗い出すためには、質問項目が必要です。
そこで僕が就活生の時に作った100の質問項目をみなさんに共有します。
「これら100問をすべてやりましょう」ということではありません。
あくまで、これらの質問項目を参考にして、少しでも多く自己理解を深めていきましょうという話ですね。
自分史で書き出した内容は「深掘り」してこそ選考で役立つ
自分史で書き出した内容は、深掘りしてこそ選考で役に立ちます。
前章のステップだと”質問への回答”のあと”それはなぜか?”を考えますよね。
ただそこで終わらせるのではなく、”なぜか?”という理由に対してもまた”なぜだろう?”と質問をくり返すのです。
たとえば、「小学生の頃に好きだった遊びは?」に対して、ステップ①で「鬼ごっこ」と回答したとします。
ステップ②でなぜ?を考えたとき、「大勢で遊ぶのが楽しかったから」とか「逃げるときにスリルがあってドキドキしたから」など、いろんな理由が出てくるでしょう。
そこからさらに、「なぜ大勢で遊ぶのが楽しいと感じたのだろう?」などと質問を投げかけていくのです。
このように「なぜ?」をくり返していくことで、自分の価値観や性格をより深掘りできます。
深掘りするほど自己理解が深まりますし、じぶんについて言語化しやすくなります。
すると、面接でどんな質問をされても、スッと言葉が出てきますし説得力のある回答ができるようになるのです。
自分史の質問だけで終わらせず、「なぜ?」をくり返して自己理解をどんどん深めていってくださいね。
「【自己分析を深掘りする方法】「なぜ?」を駆使して自己理解を深めよう! 」でも自己分析の深掘りについて解説しているので、ぜひ参考にしてください!
オリジナルの自己分析シートを作りました!
ここまでで「自分史の書き方」と「自己分析に使える100の質問」を共有しましたが、これらを一つにまとめられるオリジナルの自己分析シートを作成しました!
▼自己分析シート
シートに沿って書き込んでいくことで、かなり質の高い自己分析ができますよ。
自己分析シートは以下の記事を経由して、無料でダウンロードできるのでぜひチェックしてください!
自己分析シート!めちゃくちゃ自己分析に役立ちそうです!
自己分析が効率的に進められるよう考えて作ったから、ぜひ活用してね!
自分史を書くときのポイント
ここで、自分史を書くときのポイントを共有していきますね!
自分史で自己分析を行うときには、以下のポイントを意識しましょう。
【自分史を書くときのポイント】
- 小さな出来事と思っていることでも書く
- 起きた事実だけを書く
- 出来事の良し悪しを決めつけない
ポイント① 小さな出来事と思っていることでも書く
自分史を書くときは、自分では小さなことだと感じている出来事でも思いついたら書くようにしましょう。
「こんなささいなこと書いてもしょうがないよな」と思っていることでも、自分の価値観の形成に大きな影響を与えていることもあります。
質問に答えていく中で、パッと思いついたものはどれだけささいなことでも書いていきましょう。
ポイント② 起きた事実だけを書く
起きた事実だけを書くのもポイントです。
自分史を書くときには、自分の願望やまだ起きていない未来のことを書く必要はありません。
まだ起きていないことや願っているだけで行動には移していないことまで書き込んでしまうと、明確な自分の価値観がわからなくなってしまいます。
過去に経験したことや起こった出来事だけを書くようにしましょう。
ポイント③ 出来事の良し悪しを決めつけない
起きた出来事に対しての「良し悪し」を決めつけないことも大事です。
たとえば、部活の引退試合でミスをした、志望校に落ちたなど一見するとマイナスに見える出来事でも一つの経験として書いていきましょう。
自分では忘れたい・挫折だと感じている経験でも、あなたの価値観に大きな影響を与えている可能性があります。
自分史を書くときには、良し悪しを決めつけずに「過去の一つの出来事」として経験を書いてみてください。
そこから深掘りしていくことで、自分では認識していなかった価値観に気づけるかもしれませんよ!
どんな出来事もいまの自分に影響はありますもんね。
自己理解を深めるためにも、はじめから良い悪いと判断せずにささいなことでも思いついた出来事から書いてみてね。
自己分析で自分史を作成する目的
どんな行動にも「目的」を明確化する方が、効率的に作業を進めることができます。
自己分析において自分史を作成する目的は大きく2つ。
【自分史を作成する目的】
- 企業選びの軸を設定するため
- 面接官に自分のことを伝えられるようにするため
目的① 企業選びの軸を設定するため
自分史を作成して性格や価値観を改めて理解することによって、「自分はどんな企業が合うのか」といった企業選びの軸を設定できるようになります。
例えば、僕は「大学時代に暇なアルバイトはことごとく辞めていた」という出来事があります。
この出来事から「単純作業でじっとしている仕事は合わない(=事務職・工場勤務はなし)」という企業選びの軸を設定したんですよね。
このように自己理解を深めていく度に、企業選びの軸が増えていきます。
企業選びの軸をたくさん洗い出すことができれば、企業選びの精度を高めることができますよね。
目的② 面接官に自分のことを伝えられるようにするため
自分史を作成し自己理解を深めることによって、面接にて回答を深堀りされても答えられるようにします。
営業マンとして成功する第一のコツは「自社の商品を徹底的に理解すること」なんですよね。
お客さんに商品について深堀りされても答えることができる。
何を聞かれても答えることができるから、お客さんはその商品を理解することができて、「買う」という判断ができますよね?
就活における企業と就活生はこの構図と全く同じです。
就活生は「自分という名の商品」の理解を徹底的に深める必要があるんですよ。
(じゃないと「採用しよう」という判断にさせることは難しいですよ)
自分史を作成する目的は、企業選びの軸の設定と、自分について深堀りされても答えられるように自己理解を深めることにあるんですね。
そうだよ。就活においてこの2つの実現は必須だよね。だから自己分析って必要なんだよ。
自分史で自己分析を行うメリット
ではここで、自分史を作成するメリットをお伝えしていきますね!
自分史で自己分析を行うメリットは以下の3つ。
【自分史を作成するメリット】
- 自分の価値観を認識できる
- 強み・弱みが明確になる
- 企業選びの軸が見つかる
メリット① 自分の価値観を認識できる
自分史を作成することで、意識していなかった自分の価値観を認識できるようになります。
自分史は直近のことだけでなく、小さい頃の出来事なども記載していきますよね。
よって、忘れかけていた出来事を思い出すこともあります。
過去の出来事を深掘りすると、昔から変わらない自分の価値観に気づくこともあるんですよね。
「将来なにがやりたいのかわからない」「自分の好きなことってなんだっけ?」と悩んでいる人ほど自分史を作成することをおすすめします。
成長するなかで無意識に抑えこんでいた価値観に気づけることがありますよ。
メリット② 強み・弱みが明確になる
自分の強みや弱みが明確になるのもメリットのひとつです。
過去の経験をもとに分析していくので、「なぜそれが強み・弱みなのか?」といった理由もはっきりわかります。
ESや面接では「なぜ?」を聞かれることが多いです。
自分史を作成しておけば、強みや弱みをアピールする際に理由までしっかり伝えられるようになりますよ。
メリット③ 企業選びの軸が見つかる
自分史を書くことで自己理解が深まり、企業選びの軸を見つけやすくなります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、就活において「企業選びの軸の設定」はとても重要です。
自己分析をせずに企業を探そうとしても、基準がないので「どの会社が合っているのかわからない」といつまでも悩んでしまいます。
そこで、自分史を作成するのが有効。
過去の出来事を深掘りすると、いままで自分は何を基準にして物事を選択してきたかがはっきりしてくるのです。
分析を続けていくうちに自分の志向や価値観がわかってくるので、企業を選ぶ際の基準がわかってきます。
企業選びに苦戦している人は、まず自分史の作成から始めてみるのがおすすめですよ。
自分史を作ることで、自分の特徴や価値観をはっきり認識できるようになるんですね。
そのとおり!自己理解が深まることで就活中もどんな質問をされても、質の高い回答ができるようになるよ。
自分史を書くときの注意点
自分史を作成する上での注意点を押さえておきましょう。
注意点は以下の2つ。
【自分史を書くときの注意点】
- 出来事を洗い出すだけで終わらない
- 客観的な視点を必ず取り入れる
注意点① 出来事を洗い出すだけで終わらない
自分史を作成するときは、出来事を洗い出すだけで満足しないように注意しましょう!
「自分史を作成したけど自己分析に役立たなかった」という人がたまにいますが、そういう人はただ過去の出来事を洗い出しているだけで終わってます。
それじゃ自己分析には何の役にも立たないんですよね。
最初に伝えた目的を達成してこそ、自分史を作成する意義があります。
よって出来事を洗い出すだけで終わらずに、そこから自分の考えや価値観を明確化する「考える時間」を作るようにしてください。
出来事をもとに思考を深掘りしていくことで、自分の価値観や強み・弱みがはっきりしていきますよ。
注意点② 客観的な視点を必ず取り入れる
客観的な視点を取り入れることも大切です。
自分史を作成すると、どうしても「主観」だけになってしまいます。
自分では◯◯という性格だと認識していても、それが間違っていることも多いですよね。
例えば、僕は自分では明るい性格だと思っていたのですが、最近は「根暗」だと認識するようになりました。
周りの友人から根暗だよねとよく指摘されることで認識したんですよね。
このように自己分析は主観だけに頼ると精度が下がります。
よって必ず客観的な自己分析も取り入れるようにしてください。
もっともおすすめの方法は「適性検査」ですね。
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長所と短所の理解は、就活において必須です。
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客観視するためにも「就活エージェント」に相談するのがおすすめ
客観的な視点を取り入れるには、適性検査の他に「就活エージェント」に相談するのもおすすめです。
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就活のプロの目線から、あなたの強みや向いている仕事を教えてくれるので、自分では気づかなかった強みや価値観を知れることもあるんですよね。
客観的な視点を取り入れるためにも、自分での自己分析が終わったら就活エージェントに相談してみましょう。
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客観的な視点は大事ですね。
ひとりでやるとどうしても思い込みが入ってしまうこともあるからね。
自分史の結果の活かし方
自分史の自己分析結果の活かし方を共有していきますね!
自分史の結果は、就活において以下の場面で役に立ちます。
【自分史の結果の活かし方】
- 志望動機
- 自己PR
- ガクチカ
① 志望動機
自分史の結果から、熱意のある志望動機を作成することができます。
自分史を作成することで企業選びの軸がはっきりするので、「なぜその業界を選んだのか」「なぜその企業を選んだのか」を明確に伝えられるのです!
志望動機は選考の中でもとくに企業への熱意を伝えられる部分ですし、結果にも大きく影響します。
自分史を作成すれば、「なんとなく」ではなく「過去の経験をもとにした熱意ある志望動機」を伝えられますよ!
志望動機は選考の中でも重要度の高い項目なので、不安な人は「志望動機の書き方を新卒に解説【就活ブロガーが丁寧に語る!】」を読みこんで作成してみてくださいね。
② 自己PR
自分史によって自分の強みと弱みがわかるので、自己PRに活かすこともできます。
過去の出来事から自分の思考を深掘りしているので、「強みは◯◯です。過去にも〜」と根拠となるエピソードも伝えられるんですよね。
過去の経験とともに自分の能力をアピールできると、説得力も増します。
強みを伝える際は、根拠となるエピソードとともに「入社後にどう貢献していくか」も伝えるのがポイントです!
そうすると、採用担当者にも「うちで活躍してくれそうだな!」と良い印象を持ってもらいやすくなりますよ。
「【自己PR例文42選】これが評価される自己PRだ!|就活の面接での回答例文を共有」で自己PRの例文をまとめているので、ぜひ参考にしてください!
③ ガクチカ
自分史は過去の出来事を深掘りしていくので、ガクチカに活かせます!
自分史を書いていくことで、学生時代にがんばった出来事だけでなく「なぜがんばったのか」「結果なにを得たのか」といった点まで話せるようになるんですよね。
がんばったエピソードだけではなく、その理由も伝えられるようになるので説得力のあるガクチカが作成できます。
自分史の結果を活かしたガクチカの例文は、以下の記事でまとめているのでぜひ読んでみてくださいね!
選考の中でもとくに重要な項目に活用できるんですね!
そうなんだ!だからこそ就活ではまず自己分析を徹底的に行うことが大切なんだよ。
自分史以外の自己分析のやり方
自己分析を行うなら、僕としては自分史がもっともおすすめのやり方です。
ただ、他にもさくっと自己分析できる方法がいくつかあるので、最後にご紹介していきますね!
「まずは軽めの自己分析から始めたい!」という人は、以下の方法から試してみるのもよいですよ。
【自分史以外の自己分析のやり方】
- マインドマップ
- SWOT分析
- モチベーショングラフ
① マインドマップ
マインドマップとは、自分の思考や考えを紙に書いて整理する分析方法のこと。
真ん中に過去の出来事を書いて、その周りに考えを書き広げていきます。
自分の思考をどんどん広げられるので、価値観や考え方を整理できるのがメリットです。
【マインドマップの作り方】
- 過去の出来事を中央に書く
- 中央の出来事に対して「なぜ?」を書く
- 中央の出来事に対して「何を思ったか」を書く
- 中央の出来事に対して「結果どうなったか」を書く
- 客観視した気づきを赤ペンで書く
- 客観視した気づきから職種やおすすめの企業などを書く
- 自己分析の目的に当てはめていく
② SWOT分析
SWOT分析とは、「強み・弱み・機会・脅威」の4つの要素を分析していく方法。
もともとは経営判断やマーケティングで利用される方法で、自己分析に活かすこともできます。
就活の自己分析としてめちゃくちゃ有効というわけではないので、あくまでも一つの分析法として知っておくとよいでしょう。
【SWOT分析の作り方】
- 強みの欄に「自分の強み」を書く
- 弱みの欄に「自分の弱み」を書く
- 機会の欄に「就活市場のメリット」を書く
- 脅威の欄に「就活市場のデメリット」を書く
③ モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、人生の中でのモチベーションの浮き沈みをまとめたグラフのこと。
自分がどのようなときにモチベーションが上がるのか、どういったときに下がるのかがわかります。
ただ、モチベーションの浮き沈みしかわからないので、あまり時間をかける必要はありません。
以下の手順をもとにサクッと作成しましょう。
【モチベーショングラフの作り方】
- 縦軸と横軸を書く
- 年齢ごとの心の充実度をグラフにして書き込む
- 根拠となるエピソードを書き込む
- 充実度・根拠に対して「なぜ?」を問いかける
- 自分の志向の気づきを書き込む
自己分析の方法もいろいろあるんですね。
そうだね!ただ深く自己分析を行いたいなら、今回の記事で紹介した自分史が一番おすすめだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「自己分析のための自分史の作り方」を理解することができたと思います。
自己分析は就活における土台です。
そもそも自分に合った企業を選べないと、どれだけ内定を取っても入社後につらくなってしまいます。
自己分析を徹底的にして、企業選びの軸を設定する。
そうすれば、同時に自己理解が深まって、選考で自分について語ることができるようになっている。
これが自己分析の理想です。
今回の記事が、皆さんの自己分析への考えをよい方向に向けられたのなら幸いです。
ちなみに、この記事を読み終わったら「他己分析によって自己分析を深めるやり方【就活生向け】」も読んでみてください。
自己分析に加え、他己分析も行っておくことで自己理解がより一層深まります。
記事内でもお伝えしたとおり、自己分析は客観的な視点も取り入れることが重要です。
自己分析の質を高めるためにも、他己分析も必ず行っておきましょう!
それでは最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょうか。
【本記事の要点】
- 自分史とは「自分の過去の出来事を洗い出して一覧化したもの」を示す。
- 「自己分析のための自分史」は過去の出来事を洗い出すだけでなく、洗い出した出来事を通して、自分の考えや価値観を明確化する必要がある。
- 自己分析において自分史を作成する目的は「企業選びの軸を設定すること」と「面接で自分のことを伝えられるようになること」の2つ。
- 自分史を書くときには、出来事の大きさや良し悪しを決めつけずにささいなことでも思いついたものを書くのがポイント。
- 自分史で自己分析するときには客観的な視点も取り入れるように注意すべき。
- 自分史を作成することで志望動機や自己PR、ガクチカといった選考でも重要度の高い項目に活用することができる。