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【就活で大企業ばかりは危険?】問題点やアドバイスを解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

偏差値50の中堅大学から、22社からの内々定を獲得し、食品大手に入社した全技術を余すことなく共有します。
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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

中小企業やベンチャー企業は、サービス残業時間が多かったり、年間休日が少なかったりとリスクも付き物でして、合う人と合わない人が明確に分かれてしまいます。 

 

よって「大企業に合う人」のために、どんな企業選びの戦略があるかを考えてみた結果として、「知名度の低い大企業狙い戦略」というのを考えたので本記事にて解説します。 

理解しやすいよう、本記事は次のような構成で解説していきます。

 

【本記事の構成】

①まずは大企業ばかり受けることの注意点を解説します。

②次に大企業ばかり受けることにより発生する「内定ゼロ」リスクを減らすための「知名度の低い大企業狙い戦略」を解説します。

 

大企業ばかり受けることの注意点について説明してから、それによって生じるリスクを回避するための具体的な戦略を解説する流れです。

 

僕は大企業ばかりエントリーしてしまっています!それにはリスクがあるんですよね?

その通り!大企業ばかり受けている人は「知名度の高い大企業」ばかりを受けがちなんだよね。それだと内定ゼロになるリスクがあるから、今回はそれを回避する方法も含めて解説するよ!

なぜ大企業ばかり受ける就活生が大量発生するのか

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この記事の最初に、「そもそもなぜ大企業ばかり受ける就活生が大量発生するのか」について、その理由を整理していきます。

更に今回は、そんな大企業志向の就活生のことを「大企業信者」と呼び、大企業信者の生態について解説していきますね!

 

大企業信者の発生理由① 親世代からの洗脳

 

まず大企業信者が発生する一つ目の理由が、親世代からの洗脳です。

事実、僕が大学生の頃にも親からは「安定した大企業に入社しなさい」と言われ続けていました。ちなみに、それに対して「なぜ?」と聞くと「安定だから」としか答えてくれませんでしたね。笑

 

なぜ僕らの親世代がこれほどまでに安定志向かと言うと、親世代は『良い大学に入って、大企業に入ることが本当に安定だったから』なんですよ。

だから、親世代が「安定だから!」というのは嘘をついているわけではありません。

 

しかし、それは“親世代が大学生の頃の話”に過ぎないんですよね。

 

例えば、30年前に東芝に入社した人は周りから安定だねと言われていたと思います。

本人も安定した大企業に入社したと考え、鼻が高かったでしょう。

 

しかし、東芝が倒産秒読みと言われた瞬間、周りの人の意見は「うわー、どんまい!」に変わります。

 

つまり親世代が大学生の頃は、大企業はだいたい成長できたんですね。人口も増えるわ、産業も発展するわ、日本が伸びまくっていたので、大企業は倒産する可能性がなかった。商品やサービスを出せば売れるんですから、倒産するわけありませんよね。

 

世の中には「規模の利益」という原則があります。

この規模の利益とは何かと言うと、企業規模が大きくなれば、例えば商品を作る材料を大量に仕入れることができますよね。

仕入先に対して「俺の会社はこんなにも仕入れるんだから、安くしろよ!」と言えるのです。

よって、同じ商品を作るにしても大企業の方が安く作ることができます。また材料だけでなく、流通もより効率化できますし中小企業に負けるはずがない。無双状態。

 

しかし!!

それは商品を“出せば売れること”が前提にあります。

親世代の経済では、人々の価値観に多様性はありませんでした。例えば掃除機が欲しいと思えば、「掃除機だったら、東芝の掃除機かな」みたいに大企業の商品が浮かぶ。掃除機といえばこれといって、多様なイメージがなかった。

 

しかし今、皆さんが掃除機を買おうと思えば、ダイソンもありますし、イオンが作っているプライベートブランドもありますよね。ブランドだけでなく、コンパクト掃除機なんかもあったりして、そうなってくると掃除機のイメージは一つじゃなくなるんですよ。価値観が多様化している。

 

今の日本では、消費者のニーズや価値観が超細分化されていて、商品を出せば売れる!という状況にはありません。だから大企業であっても「出せば売れる」なんてことはない。大企業でさえ、売れる商品を継続して世の中に出すことができなければ、存在価値はなくなります。

 

まとめますね。

【親世代からの経済の変化】

・親世代は大企業がどんな商品を出しても売れたので「規模の利益」により、無双することで安定だった。

・今の日本では大企業が商品を出してもそう簡単には売れない。

大企業だから安定ではなくなった。

 

大企業信者の発生理由② 情報不足による「とりあえず」

 

親世代からの洗脳は少なからずあると思っていますが、それ以上に大企業信者が大量発生している原因が『就活生の情報不足』です。

 

これを読んでいるあなたが、今知っている企業を挙げてください!と言われたら何社挙げることができるでしょうか!

更に挙げた企業のほとんどが、テレビCMをやっているような、知名度の高い企業だと思います。

 

ほとんどの就活生は就活開始までに知っている企業が、CMで見るような企業だけなんですよね。

そして、世の中にどんな企業があるか調べようと思っても、マイナビを見ても詳しく分からないし、一社一社をホームページで調べることなんて面倒だしで結局知ろうとしない。

 

そんな企業に対する情報不足の就活生たちは、なんとか多くの企業を知ろうとして、合同説明会に参加しようとしますね。

ところが、合同説明会は出展している企業はお金を払って参加しているわけですから、何がなんでも新卒生を採用したいと考えて、良い側面ばかりを伝えます。

そして合同説明会に参加した就活生は、満足な顔をして良い企業に出会えたと思うのですが、入社したら「想像と違った!」と言って退職します。笑

 

これらの根本的な原因は、大学までの教育過程で「企業の調べ方」「企業の理解の仕方」を学ばなかったことにあると僕は考えています。

「企業の調べ方」「企業の理解の仕方」が分からないからこそ、「とりあえず」と言って既に知っている企業にエントリーする。

 

これを裏付けるようにして、東洋経済オンラインによると、2016年度の『明治』の倍率は2750倍でした。つまり2750人のうち、1人しか内定が出ないということです。

当然明治は誰もが知っている企業であり、明治にエントリーした人のほとんどは「とりあえず」でエントリーしたに決まっていますよね。

 

まとめます。

【教育システムの欠陥】

就活生は大学までの教育過程で「企業の調べ方」や「企業の理解の仕方」を学ぶ機会がない。自発的に長期インターンなどに参加する人は超少数派。

自分が知らない企業を知ろうとせずに既に知っている企業を「とりあえず」でエントリーする!

既に知っているような企業は、知名度の高い大企業であるので「大企業信者」が生まれる。 

断言しますが「大企業=安定」は嘘です

 

ではここまでの解説で、大企業信者はなぜ自分が大企業信者になってしまっているのか少しは理解できたと思います。当てはまる理由はありましたか?

 

大企業信者の就活生に「なぜ大企業に入社したいのか」と聞くと、9割は「安定だから」と答えますね。

しかし、はっきり言いますがこれは嘘です。大企業だからといって安定とは限りません。

 

最初に話した通り、親世代では経済が発達し、消費者の価値観も多様ではありませんでした。

例えばテレビを製造すればすぐに売れる時代でした。消費者はテレビならなんでも良いという価値観を持っていました。よって、大量に製造することのできる大企業が大きな力を持ち、圧倒的に成長し続ける、そして安定だったのです。

しかし今となっては消費者の価値観は多様です。ただ大量にテレビを製造するだけでは、多くの消費者に買ってもらうことはできませんよね。

 

更に皆さんは、「イノベーションのジレンマ」という言葉を知っていますか? 

聞き慣れない言葉なので、図で解説します。

 

▼イノベーションのジレンマ

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画像引用:http://macbookdays.blogspot.com/2009/01/pc.html

 

図を見ただけでは分からないと思います。

このイノベーションのジレンマとは何か?説明します。

 

大企業は新製品にどんどん付加価値を付けていきますよね。

ではiphoneを想像してみてください。iphoneの新製品にはどんどん新機能を付けていきますが、いつかほとんどの人が「その機能いらなくない?」という領域に達します。

しかし、大企業としては新製品に新機能をつけていかないと、ファンが離れていってしまう!だからこそ付加価値をつけまくります。

 

ですが、消費者はこう思っています。

「もうこれ以上、新機能をつけてもわかりにくくなるだけなんですけど!」

ここで大企業と市場とでギャップが生まれます。

 

すると、そこにiphoneに似ていて、かつ分かりやすい機能のみを搭載したシンプルなスマホを販売する新しいベンチャー企業が登場します。

人々は、「え!あの企業のスマホの方がよくない!?」と手のひらを返すのですが、大企業としてはいきなり機能をシンプルにすることはできません。ファンが離れるからです。

 

この大企業が新製品にどんどん付加価値をつけないといけないという一種の使命を持ち続ける裏で、新しい企業がより消費者に寄り添った商品を出して市場に受け入れられていく。これこそが大企業が抱える悩みである「イノベーションのジレンマ」なのです。

 

ちょっと難しい話になってしまいましたね。

大企業がゆえに消費者に寄り添った商品が出せなくなっていく。新機能ばかりを追い求めていかないといけないけれど、それゆえに他の企業に出し抜かれてしまうことが大企業にはある、とここでは覚えておいてください。

 

 

なるほど!大企業がゆえに消費者が求めている商品を出せなくなっていく。大企業が今後安定ではないと言える1つの理由ですね。 

まさにその通り!大企業は決して安定ではないと頭の片隅に入れておこうね。

同じ大企業でも安定な業界、不安定な業界が存在する

 

前の章で説明した「イノベーションのジレンマ」は、僕が考える大企業が安定ではない理由の一つです。

Appleなどの企業は、もはやブランドにファンが付いていたり、一度iphoneにしたら扱いに慣れるため、他に変えづらいといった理由があるため、イノベーションのジレンマがあったとしても成長し続けることができるでしょう。(10年後には分かりませんが。)

 

しかし東芝なんかは、面白い新製品も出さないですよね。

「Apple信者」という言葉はありますが、「東芝信者」という言葉は聞いたことがありません。

消費者の価値観が多様化している今、大企業がモノを大量に生産したところで売れないのです。

 

このように一括りに「大企業」といっても、それらには安定した企業と不安定な企業があることを覚えておきましょう。

 

ちなみに僕が新卒で入社した、大手食品企業は「安定した大企業」と言えます。

理由としては、食品企業というのは「イノベーションのジレンマ」が起こりにくいからです。特に体の中に摂取するものなので、ブランドを信頼して購入する人が多いからです。

 

例えばキューピーってありますよね。

キューピーが出しているマヨネーズなんて、何十年間も大きな進化はしていないですよね。(もちろん小さな味の変化や栄養成分の変化はありますが。)

 

これは「進化する必要がない」と言い換えることができるかもしれません。

このように「進化する必要がない」かつ、「需要が安定的」な業界は安定だと言えます。更には、革新的な商品を出しまくっていて、それが市場に受け入れられている企業は僕から見たら安定していると言えます。

また超根強いファンがついている企業も安定していると言えますね。一定量が売れますから。

 

【就活マンが考える安定した企業の定義】

 

・「進化する必要がない」かつ「需要が安定的」な業界の企業
(例:食品メーカーぐらいかな)

 

・革新的な商品を出しまくっていて、それが市場に受け入れられている企業
(例:Apple、Amazon、サイバーエージェントなど)

 

・超根強いファンがついている企業
(例:Apple、スターバックス、土屋鞄製造所)

 

もちろん「安定」の定義はそれぞれ異なる。
しかし、漠然とした「大企業は安定」ではなく“自分なりの安定の定義”を持っておくことが重要だよ! 

なるほど!安定だからという理由で大企業を志望している人は、「なぜその企業は安定なのか?」と聞かれた時にしっかりと答えられるようにする必要があるのですね。

就活で大企業ばかりを受けるリスク

 

ではここからは、大企業ばかり受けるリスクについて解説していきます。

結論から話すと、大企業ばかり受けるリスクは一つです。

【大企業ばかり受けることのリスク】

全ての企業で「不採用」となり、途方に暮れて投げやりになった結果、入社する企業を適当に選んでしまうこと

 

もうこれに尽きますね。何十人もこうなる人を見てきました。 

まぁ、はっきり言って大企業ばかり受けている人っていうのは、自分で企業を調べることを投げ出した人ばかりです。

そういう人達は選考対策も適当な人が多いですね。よって、大企業の選考でことごとく玉砕してしまうのです。

 

僕が新卒で入社した企業は、倍率800倍の大手食品企業でした。

しかし、当然裏では倍率が2倍ぐらいの中小企業も受けてましたし、その企業の素晴らしさも理解していました。

僕からしたら、倍率800倍の大手食品企業よりも、倍率2倍のその中小企業が作っている商品の方が愛される商品だなとも思っていましたしね。

(それでも800倍の大企業に入社した理由は、経歴にブランドをつけるという戦略がありました。「中堅私立大学から超人気大企業に新卒で入社」は起業後に使える経歴だと考えたのです。)

 

話を戻すと、大企業ばかり受けることのリスクはまず「全ての企業の選考に落ちてしまう可能性が高い」ということ。

次に、「全ての選考で落ちたショックによって、就活が投げやりになってしまう可能性がある」ということです。

 

倍率の高い有名大企業ばかりを受けた結果、内定が出ずに就活が投げやりになってしまうということですね。

そうなんだ。それこそが大企業ばかり受けることの最大のリスクだよ。

知名度の低い大企業狙い戦略|大企業ばかり受けるリスクを回避する方法

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では「大企業ばかり受けることのリスク」を回避するための具体的な方法を紹介します。

大企業ばかりを受けることのリスクは、すべての選考に落ちて最終的に投げやりに入社する企業を決めてしまうことです。

 

つまり、このリスクを回避するためには「1社でも納得できる内定を獲得すること」が重要なんですよね。 

大企業ばかり受けるリスク: すべての選考に落ちて最終的に投げやりに入社する企業を決めてしまうこと

リスクを回避する方法:1社でも納得できる内定を獲得すること

 

そして大企業ばかり受けている人は、中小企業やベンチャー企業などの不安定さや、残業時間が多いことなどへのリスクを嫌うでしょうから、当然大企業の内定を獲得したいはずです。 

 

そこで狙うべきが「知名度の低い大企業」。

就活で人気の企業というのは、ほとんど知名度に依存します。

テレビCMを流している企業や、よく使う商品やサービスなど、昔から知っている企業をみんなは「とりあえず」でエントリーするので倍率が非常に高くなります。

 

しかし「知名度の高さ」は「自分に合うかどうか」とは全く関係がありません。ここがポイントです。

よって特に知名度の低い「BtoC」の大企業は狙い目なのです。(BtoCとは、一般的な消費者ではなく、企業に対してモノやサービスを売っている企業のこと)

 

例えば「Apple」は超有名企業ですよね。知名度が高い。

しかし「Appleに部品を提供している企業」は知名度が低いのです。

 

しかしAppleに認められているという技術の高さは、安定性や競争性に長けているのです。

ですが、知名度が低いがゆえに倍率は低いという状態にあります。

 

このように知名度の低い企業は、就活において圧倒的に倍率が低くなるので、内定を獲得することにおいて超狙い目だと言えるのです。

 

では、具体的にこうした知名度の低い企業に出会うためにはどうすれば良いのか?

僕のおすすめは「逆求人サイト」ですね。

これらは知名度が低いがゆえに、就活生と積極的に関わる機会を求めている企業が参加しています。

 

逆求人サイトは企業側からアプローチがあるので、内定に繋がりやすい。これが僕がおすすめする理由です。

「知名度の低い大企業」からの内定を確実に獲得して、大企業ばかり受けることのリスクを減らしましょう! 

 

ちなみに僕が今就活生なら、「Offerbox(オファーボックス) 」と「ホワイト企業ナビ」の2つを利用します!

どちらも無料で利用できるので、まだ使ったことがない人はぜひこの機会に登録してくださいね。

 

 

本記事の要点まとめ

 

本日の記事はいかがだったでしょうか!

大企業ばかり受けることにはリスクもあります。

 

しかし、自己分析をした結果として「自分は大企業に合う」と考えたのなら積極的に大企業からの内定を狙うべきです。 

ぜひ今回紹介したリスク回避法を実践してみてくださいね。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。