皆さん、こんにちは!大学時代にアルバイトを転々としまくりました飽き性代表でお馴染み、就活マンです。
OpenESを作成する際に、アルバイト経験について書きたいという方は多いですよね。
大学生といえば多くの時間をアルバイトに費やしているので当然です。
しかし就活生の9割はアルバイトまたはサークルについて書くので、差別化をしないと埋もれてしまいます。
そこで本日の記事では、アルバイト経験で他の就活生と差別化する書き方を紹介しようと思います。
ちょうど今、OpenESを作成していてアルバイト経験を書こうと思ってました!
OpenESでアルバイト経験を魅力的に書く方法を解説していくね!
- OpenESとは?
- OpenESにアルバイトを書く場合のデメリット
- OpenESへのアルバイト経験の書き方
- OpenESへのアルバイトの記入例
- アルバイトを書いた場合の写真の選び方
- 他人の書いた文章を参考に自分の文章を磨く
OpenESとは?
まずはそもそもOpenESとは何かを簡単に説明しますね。
(知っている人は読み飛ばして大丈夫です!)
OpenESはリクナビさんが提供しているサービスの一つで、ウェブ上で作成したエントリーシートを多数の企業に使いまわすことができるものです。
ポイントをまとめておきましょう。
・使いまわすことができるため、作成した一枚の重要性が非常に高い。
・OpenESはあくまでリクナビさんのサービスなので、利用していない企業もある。
OpenESは使いまわせるがゆえに重要度が高い
まず、ウェブ上で作成した一枚のエントリーシート(ここではOpenES)を多数の企業に提出することができるとなれば、当然作成したその一枚の重要性は非常に高い。
反対に、一度素晴らしいクオリティで書き上げてしまえばOpenESを提出したどの企業でも選考通過することができます。
ちなみに僕は偏差値50の私立大学でしたが、OpenESの通過率は100%でしたね。学歴の影響度は意外にも少なかったです。
OpenESの詳しい書き方に関してはまとめ記事を用意しているので、そちらを参考にしてくださいね。
» 【20卒向け完全版!】OpenESで“絶対通過”する書き方まとめ!
すべての企業がOpenESを利用しているわけではない
OpenESに関する2つ目のポイントですが、OpenESはあくまでリクナビさんのサービスなので、このサービスを利用していない企業にはOpenESを提出することはできません。
それをどう判断するのかというと、エントリー後に企業から「履歴書またはOpenESを提出してください」や「OpenESを提出してください」という指定がされるので、その企業の指令に沿って企業が求めるものを提出しましょう。
(その時点でこの企業はOpenESというサービスを利用しているのだと判断することができます。)
OpenESにアルバイトを書く場合のデメリット
まず初めにお話しておくことがあります。
それは9割の人がOpenESにアルバイトまたはサークルについて書くということです。
僕はこれまで約300枚のOpenESを添削してきましたが、9割の人がアルバイト経験またはサークルについて書いていました。
よってアルバイト経験をただ書くだけでは差別化ができない、または応募者数の多い大企業の場合は面接官に飽き飽きされてしまうというデメリットがあります。
ぜひ面接官の立場に立ってみてください。
大企業の場合は、人事担当者3名ほどで何千枚のOpenESをさばくなんてザラにあります。あなた一人で1000枚のOpenESを読まなくてはとなればどうでしょうか。
そこでアルバイト経験ばかり書かれていたら、読んでいくにつれて「またこの子もアルバイトか」と思ってしまいますよね。
すると当然、ただありきたりなことを書いているだけでは評価されないということです。
相当に差別化を意識しなくては「お!アルバイトについて書かれているけど他とは違うな!」と思わせることはできません。
OpenESへのアルバイト経験の書き方
先程お話したとおり、OpenESにアルバイトをテーマとして書く場合には相当な差別化が必要です。
そこで差別化する方法を2つ紹介しようと思います。
OpenESの書き方は次の2つの差別化の方法を押さえておけば完璧です!
「他のアルバイトとはわけが違う」と言い切ってしまう
まず差別化するための第一の方法ですが、実際に僕の同級生が使っていた方法を紹介します。
その子はカニ料理屋でアルバイトしていました。かなり高級なお店で、着物を着て接客するタイプのアルバイトだったそうです。
そしてそのアルバイトですが、「礼儀」に関して死ぬほど厳しかったそう。毎日出勤後の30分は礼儀に関してのマニュアルを読まされて、作法のチェックをする。更には毎日のように社員の人からキツくチェックされる職場のようです。
僕なら1日で辞めますが、その子はそれほどに厳しい職場で3年間働き続けていました。
そしてOpenESの「学生時代に打ち込んだこと」の項目にこう書いたとのこと。
「私は大学時代、アルバイトに最も打ち込みました。しかしただその辺にあるアルバイトとはわけが違います。1ヶ月後離職率が90%以上に及ぶ厳しい環境でした。・・・」
この文章は実際に読ませてもらったのですが、読むだけで「ストレス耐性」「粘り強さ」「身についた礼儀」を瞬時に感じることができました。
更には冒頭に「他のアルバイトとはわけが違います」と書かれていることで、他の人が書いているアルバイト経験が相対的にショボく感じます。
このように他のアルバイトと圧倒的に違う点を洗い出して、文章の冒頭で「他のアルバイトとはわけが違う」と言い切ってしまうことは差別化するのに最も有効な方法です。
「なぜ」を追求して考えの深い文章を作る
自分のアルバイト経験が、他のアルバイトと比べて圧倒できるようなポイントがないという人のためにもう一つの方法を紹介します。
ちなみに僕は、ほとんどアルバイト経験に関しては書かなかったのですが、アルバイト経験を聞かれた時にはこちらの方法を使っていました。
その方法とは、「アルバイトを通して何を学んだのか?」ということに対して「なぜ」を追求することで考えの深い文章を作るという方法です。
ほとんどの就活生は、アルバイトを通して学んだこととしては以下のようなことしか書きません。
- 接客の素晴らしさを学びました。
- 基礎的なマナーを学びました。
- 人に喜んでもらうことの素晴らしさを学びました。
- 人と協力することの難しさを学びました。
だいたいこんなところでしょう。
幼稚ですね。しかしほとんどの人がこんなことを書きますよ。
そこであなたはもっと「なぜ」を追求してください。
「なぜ」を追求することでどんどん本質に近づいていき、考えの深い文章を作ることができます。
ちなみに幼稚な考えだと感じる理由は、なぜの深掘りができていないからです。
子供に「遊園地は楽しかった?」と聞くと、「楽しかった!」としか答えません。
しかし少し考えが深くなってくると、「ジェットコースターがすごい爽快感があって楽しかった」と答えるようになります。
これはつまり「なぜ楽しかったのか?」となぜを一段階追求したからですよね。
先程の例に挙げた「接客の素晴らしさを学びました」を例に挙げて、なぜを追求していきますか。
接客の素晴らしさを学びました
↓なぜ?
少しの工夫でお客さんが喜んでくれるから
↓なぜ?
お客さんの満足度が向上するから
↓なぜ?
例えば「少し寒いですか?」という気付きによってお客さんが満足する
↓なぜ?
人は他人から気遣いをされた時に幸せを感じるから
↓なぜ?
他人に重要人物として認識されたい承認欲求がある
ここまで深掘りすることができれば、アルバイト経験の深い考えとしての例文が書けそうですね。
OpenESへのアルバイトの記入例
では先程深掘りした内容を踏まえて、1つアルバイト経験の例文を書いてみましょうか。
ポイントは深掘りした内容を書くことで、自身の考えの深さをアピールすることです。
【アルバイトの記入例】
「私は大学時代、アルバイトに最も打ち込みました。カフェの接客の仕事だったのですが、一見ありきたりな仕事から1つの気づきを得ることができました。それは「人は他人から気遣いされた時に最高の幸せを感じる生き物」だということです。私自身もそうですが、人間は承認欲求の塊です。接客の中で小さな気配りをしてあげることで、その欲求を満たし、結果満足して再び来店してくれます。そこが接客の素晴らしさだとも考えています。この学びは今後の社会人経験の中でも活かせる重要な学びでした。」
ただのカフェでのアルバイト経験から深い学びを得ることで、面接官は「この子は考えが深いな。有能そうだ」と感じます。
他のみんなが「接客の素晴らしさを感じました」という浅い考えを披露している中で、人間の承認欲求にまで触れていれば差別化することができるでしょう。
新卒を採用する際に面接官は「即戦力」よりも、「可能性」を評価する場合が多い。深い考えができるということは可能性をアピールするに最適なんだよね!
アルバイトを書いた場合の写真の選び方
次にOpenESは「自己PR」または「学生時代に打ち込んだこと(ガクチカ)」に写真を添付することができます。
この写真の添付は必須ではないので、添付しない人も多いですが必ず添付するようにしましょう。
なぜなら簡単な話で、あなたは絵本と小説どちらの方が読みやすいと感じますか?
もちろん絵本ですよね。なぜなら文字以外の視覚情報があるからです。
OpenESはプロフィール写真以外は文字ばかりで非常に読みづらい文書です。
しかしそこに画像が含まれていると、一気に読みやすくなります。一見した時のとっつきやすさも向上します。
よって面接官の立場に立って、必ず写真を添付するようにしましょう。
しかし「アルバイト経験」をテーマとして自己PRやガクチカを書いた場合、どんな写真を添付すれば良いのか迷いますよね。
アルバイトメンバー全員での集合写真なども選択肢に入りますが、それでは芸がありません。
そこで見た瞬間、意味がわからないような画像をあえて添付するというテクニックがあります。
例えば先程紹介した「カフェでのアルバイト経験」をテーマにして書いた場合、添付する写真としてまず思いつくのはバイトメンバーでの集合写真や飲み会の様子でしょう。
そこであえて、こんな画像を添付します。
この写真を見て、どういう意味かわかりますか?
しかし安心してください。OpenESには「画像の説明文」を40字以内で記載することができます。
(画像の説明文は、OpenESを印刷した時に画像の真下に掲載されます)
この画像の説明文にこう書いてあったらどうでしょうか!
「小さなお子さんが全力の笑顔で微笑んでくれることが一番の幸せでした!(33字)」
めっちゃいい子やんけーーーーーー!!!!と思いますよね。ほっこりしますよね。
写真を見て一瞬何か分からないことで、面接官の興味を誘うことができます。そこで説明文を読んでみると、「なるほど!!」と理解できる。
「興味→納得」によって、面接官の印象に残り、記憶に残すことができるのです。
ちなみにこの画像はフリー画像を使っています。
「写真AC」というフリー画像サイトがおすすめなので、ぜひここから面接官の興味を誘えるような写真を探してみましょう!
他人の書いた文章を参考に自分の文章を磨く
ここまででOpenESへのアルバイト経験の書き方と、写真の選び方を把握できたと思います。
これが分かれば他人と差別化する文章を書くことができるでしょう。
しかし、自分だけでは書き上げた文章がどのぐらいのレベルなのか分かりませんよね。
そこでしっかりと他人が書いた文章を見るということを習慣つけてください。
他人のエントリーシートに関しては先輩からもらったり、友人に見せてもらうといった非効率的なことはせずに「就活ノート」というサービスを利用することがおすすめです!2233枚のエントリーシートを無料で見ることができます。
この就活ノートの具体的な使い方については『就活マンが唯一おすすめする6つの無料サービス』の記事に書いているので、ぜひ参考にして利用してみましょう!
ここまでお疲れ様でした!
ぜひありきたりなアルバイト経験を書くのではなく、面接官の記憶に残るような文章を書き上げましょうね。
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー