まだ内定が一つもなくて困っています。つまり「無い内定」状態なんですよ。
なるほど、じゃあ今回は無い内定の人の特徴と3つの改善策を紹介していこうか!
就活を進めていくと、内定を複数獲得している人、そして反対に内定を全く持っていない人(=無い内定)に分かれてしまいますよね。
結局は入社する企業が自分に合っているかが全てなので、内定を複数持っていることは凄いことでも何でもないのですが、 内定が全くない状態だと不安で仕方ないと思います。
そこで本記事では、内定がない人の特徴を紹介しつつ、内定獲得のための改善策を紹介していきますね!
「無い内定」とは?
まずそもそも「無い内定」とはどういう意味かと言うと、単純に「内定がない状況」のことを指します。
10月に内定を出しますという企業との口約束である「内々定(ないないてい)」と掛けて生まれた言葉ですね。
(補足ですが「内定」は内々定とは違い、企業から採用通知を受け取り労働契約が完了した状態のことを言います。経団連によって、内定を正式に出すのは10月1日以降とされているので、それまでの繋ぎとして内々定が出されます。)
ツイッターや2chなどの、SNSや掲示板にて「無い内定」という言葉が広く使われており、内定がなく悲観的な状況であることを自虐的に表現する際に使われることが多いです。
無い内定の就活生の3つの特徴
では無い内定の状況に陥っている人の特徴について解説していきますね。
僕が見る限り、内定がない人の特徴は大きく3つあります。当然、それ以外の理由もあるので一概には言えませんがこれら3つの特徴に当てはまる人は改善策を打つべきです。
無い内定の特徴① 知名度の高い大企業ばかり受けている
まず最初に、エントリーした企業が「知名度の高い高倍率企業」ばかりだと内定はなかなか出ません。
これは当然ですよね。倍率が100倍以上の企業ばかり受けている人と、倍率が2倍程度の中小企業も受けている人とでは、獲得する内定の数は当然異なります。
つまり就活においては同じ「1社からの内定」でも、その内定の獲得難易度には大きな差があるということです。
もちろん知名度の高い大企業ばかり受けている人が、「なぜ大企業ばかり受けているのか?」と聞かれて論理的に答えることができるのなら、それは戦略的に知名度の高い大企業を受けていると言えるので良いと思います。
しかし就活生の中には「とりあえず知っている有名企業を受けよう」といって、高倍率企業ばかり受ける人も少なからずいます。
そんな安易な考えで就活している人は、当然選考中に企業から評価されずに不採用が続いていく、そんな状態になりかねませんよね。
よって、無い内定の人の1つ目の特徴としては「考えもなしに知名度の高い大企業ばかり受けてしまっている」という点が上げられると考えています。
無い内定の特徴② 面接対策ができていない
次に「そもそも選考で不採用になる」という人は多いですよね。
その中でも面接対策ができていない人は非常に多く、面接が苦手な人は内定を獲得しにくいと言い切ることができます。
もちろんエントリーシートで不採用になる人もいます。しかし、エントリーシートの場合は内容が少し薄くても「とりあえず会ってから決めよう」となるので通過しやすいんですよね。
しかし面接はそこで評価されなければ通過していくことはできません。
よって就活攻略論では何度も言うように、選考において面接の重要性は非常に高く、「人見知りだから仕方ない」「人と話すのが苦手だから」と言い訳していると内定を獲得できないまま時間が進んでいってしまうのです。
(そんな人のためにも次の章では面接対策の方法を紹介するから、安心して欲しい!)
無い内定の特徴③ 就活を諦めてしまっている
では最後、3つ目の特徴ですが、就活を諦めてしまっている人はずっと内定が無い状態で進んでしまう印象があります。
そもそも就活はせっかくエントリーシートを提出したのに不採用になったり、面接で評価されなかったりと、まるで「自己否定」されているような気持ちになりやすいですよね。
僕も学歴フィルターで不採用になった時は「これから絶対に◯◯の商品は買ってやらない!!」とイライラしましたし、自身の学歴を否定する気持ちになったこともありました。
しかしそこで「もう就活なんてどうでも良いや!」と思ってしまうのか、「最後まで諦めずに自分を評価してくれる1社を探すぞ!」と思い直すのかで未来は変わります。
そして「もう就活なんてどうでも良いや!」と思ってしまう人は、それからとにかく内定が出ずに困ってしまうでしょう。他の就活生も努力している中、そんな負のオーラを出して適当に就活をしている人が受かる可能性は低いですからね...。
よって無い内定の状況にある人の特徴の最後としては、もう就活を諦めてしまっている人が挙げられると僕は見ていて思っています。
なるほど!たしかに僕も就活が始まった3月と比べて「就活もうどうでもいいや」と思ってしまっています。
そんな状態だと他の就活生に圧倒されてしまうよね。しかし当然これらには打開策がある!それを解説していくよ!
無い内定を打開する方法
ではここからは具体的に「無い内定」を打破するための3つの方法を紹介していきます。
先程挙げた無い内定の人の特徴を改善するようにすれば、内定の獲得に近づくことができます。1つずつ見ていきましょう!
打開策① エントリーする企業の幅を広げる
まず最初の打開策は、特に知名度の高い大企業ばかりエントリーしている人に有効な方法です。
もちろん理由があって大企業だけに絞っているのなら、継続して良いのですが、明確な理由もなく狭い視野を持って大企業ばかり受けているのであれば、少し視野を広げることをおすすめします!
よって目を向けるべきは次の2種類の企業群です。
・知名度が低めの大企業
・中小企業やベンチャー企業
つまり高倍率企業以外にも目を向けるということなんですよね。
特におすすめは「知名度が低めの大企業」でして、残業時間が少なく、給料も高いようなホワイト企業はゴロゴロあります。
それらの企業は単純に知名度が低いがゆえに倍率が低いので狙い目ですよね!
具体的にそのような企業と出会う方法として、合同説明会ではなく「スカウトイベント」に参加することを僕はおすすめしています。
このスカウトイベントとは、合同説明会にグループディスカッションを元にしたスカウトがかけ合わさったものなので、合同説明会のように企業の説明を聞きつつスカウトも受けることができるという一石二鳥のイベントなんですよね!
詳しい参加方法などは別記事に書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
▼スカウトイベントの参加方法はこちら!
» 早期内定が獲得できる就活イベントまとめ【口コミと評価あり】
▼スカウトイベントの様子
そして次に、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。
もちろん中小企業やベンチャー企業は、大企業と比べると残業時間が多かったり、福利厚生が充実していない場合は多いです。
また新卒でベンチャー企業に入社すると、転職で大手にいくことは非常に難しい。これも事実です。
しかし成長志向が強かったり、将来独立を考えてる人にはベンチャー企業は向いています。
他にも中小企業なら、そこで働いてる人との相性さえ良ければアットホームな環境で仕事をすることもできるんですよね。
中小企業であれば、内定獲得後に会社訪問の機会を作ってもらったりと柔軟に対応してもらいやすいので一度視野に入れてみるといいですよ。
具体的な中小企業の探し方も別記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
▼中小企業の探し方まとめはこちら!
» 【就活生向け】中小企業の探し方!5つの見つけ方を徹底解説!
打開策② 面接対策を徹底すること
それでは次の打開策です。
「無い内定」の状況に陥っている人の多くは、面接が苦手だと言っている印象を強く受けます。
冒頭で説明した通り、エントリーシートなら内容がイマイチでも「とりあえず会ってみよう」と通過させてもらえる場合が多いですが、面接はそうはいきません。
よって面接が上手くいかなければ当然評価されることがありません。
しかし面接には対策法があります。
就活攻略論では「8つの面接対策法」を記事でまとめています。
どうしても面接がうまくいかないと悩んでいる人は必ず目を通してくださいね。
▼具体的な面接対策法はこちら!
» 【就活の面接対策まとめ】通過率100%を目指す8つの面接対策!
打開策③ 8月以降の「秋採用」に注力すること
エントリーする企業の視野を広げ、面接対策もすることができた。
もうこうなれば「無い内定」の状態から抜け出す準備は整いました。
ここで最後、3つ目の打開策である「秋採用の理解と注力」さえできれば、必ず納得できる内定を獲得し就活を終えることができるでしょう。
まず、そもそも「秋採用」とは8月〜12月頭までの時期の就活のことを指します。
この時期の就活に対してほとんどの就活生が「良い企業が残っていない」とネガティブな印象を持っていますが、実は秋採用こそが“最も内定が出やすい時期”だと言えるのです。
そう言える理由は以下の2つです。
・優秀な就活生がいない(秋採用の時期まで就活をしている人は少ないから)
・企業も採用を焦っている(採用予定の人数を確保したいから)
これらの理由から秋採用は実は最も内定が出やすい時期だと言えるのです。
またこの世に企業は400万社あります。知名度の高い大企業は秋採用の枠が残っていない場合も多いですが、大手も中小もベンチャーも秋採用の時期だろうが求人を出している企業は大量にあります。
よって8月以降になって内定がなくても、そこで諦めずに就活を続けることで自分にぴったりな企業をじっくりじっくり探すことができるんですよね。
そして秋採用での「企業の探し方」や「評価される選考での立ち回り法」についても別記事でまとめています。
秋採用についての理解を深めて頂き、無い内定から脱出しましょうね。
▼秋採用についての完全まとめ記事はこちら!
» 【秋採用完全攻略マニュアル2019/2020】 〜大手の内定も新卒で獲得する方法〜
8月からでも自分に合った企業を追い求められることは初めて知りました。その情報だけで心に大きな余裕ができますね!
そうだね!もちろん8月からでも大丈夫だからといって、それまで気を抜くのはいけないけど、秋採用の攻略法を知りつつ余裕を持って就活を進めることは本当に大事なことなんだ!
無い内定の女性あるある
ここで補足として、「無い内定」の状態に陥りやすい女性の特徴を簡単に解説します。
というのも「無い内定 特徴」と検索すると、予測で「無い内定 特徴 女」と出てくるので女性が意外にも無い内定についてよく調べていることが分かるんですよね。
改善策もセットで紹介するので、当てはまる女性の方がいればぜひ参考にしてください!
一般事務職の倍率が高く内定が取りにくい
まず女性が「無い内定」になりやすい理由としては、「一般事務職」の志望者が多いという点が挙げられます。
近年は有効求人倍率が1.5倍以上ある売り手市場が続いているのですが、一般事務職に関しては0.35倍です。
つまり一般事務職は3人で1席を取り合っている状況なんですよね。よって単純に一般事務職は倍率が高く、不採用になりやすいということです。
(事務職の倍率の高さに関しては別記事でも詳しく解説しています。)
▼事務職の倍率の高さについてはこちら!
» 【新卒】事務職の倍率は?|倍率が高い理由も解説!
しかし、一般事務職を志望する女性が多い理由もうなずけます。
一般事務職は残業時間が少なく、転勤の可能性も非常に低い、更には力仕事はありません。まさに女性が好む職種であると言えますね。
よって、一般事務職を志望しているけど「無い内定」状態に陥ってしまっている人は、知名度の低い大企業に目を向けることが重要です。
打開策①で紹介したスカウトイベントに参加するなどして、知名度は低く倍率は低いが、一般事務職としての待遇が良い企業を受けることが重要ですよ!
【対策】
スカウトイベントに参加するなどして、知名度は低く倍率は低いが、一般事務職としての待遇が良い企業を受けること。
専業主婦になれば良いかと考え始める
次に「無い内定」の状態に陥ってしまっている女性の特徴としては、「もう専業主婦になればいいや!」と就活を諦めてしまっているという特徴ですね。
これは完全に僕が出会った女性に多かったという主観的な特徴なのですが、非常に多いですね。
もちろん専業主婦を志望するのは全然良いことだと思うのですが、「就活」以上に「結婚」も戦略が必要です。就活なら転職という手段がありますが、自分と合わない人と結婚して子供ができ、離婚となれば子供にも負担がかかってしまうのです。
よって専業主婦になればよいかと楽観的に考えるのではなく、いかにストレスなく仕事できる職場を選ぶかが重要なんですよね。残業時間が少なければ、出会いの場に足を運ぶこともできますし、ストレスが少なければ老けないで済みますからね!
(この辺りは就活に関係ないように見えて、人生の幸せを考えると本当に大事なことですよ!)
【対策】
専業主婦になることは素晴らしいことだが、その基盤作りとしていかにストレスなく、残業時間も少ない企業に入社できるかを諦めずに探し続けること。
無い内定のまま卒業するとどうなるのか?
内定が無いと悩んでいる就活生の多くが、「内定が全くないままで卒業を迎えたらどうしよう」という悩みを持っているかと思います。
そこで内定がないまま卒業するとどうなるのか、内定がない状態での卒業の過ごし方について簡単に説明しますね。
卒業してしまうと「既卒」留年すると「新卒」扱い
まず内定がないまま卒業して、フリーターになった場合は既卒扱いとなります。(この状況を「就職浪人」とも言います!)
しかし企業によっては3年間は新卒扱いとして採用する企業もあります。ですが、その判断は企業によって異なりますし、既卒よりも新卒を好んで採用する場合が多いです。
ちなみに内定がないために卒業をせずに留年した場合は、新卒扱いとして来年の就活で同じように就活をすることが可能です。
・就職せずに卒業した場合=既卒扱い
(※企業によっては卒業後3年間は新卒扱いをする場合も多い)
・就職せずに留年して卒業しない場合=新卒扱い
既卒扱いのデメリットとしては、圧倒的にエントリーできる企業が少なくなってしまうことです。
特に大企業は大学を卒業していない新卒しか採用しないという企業は多いですね。よって内定がないまま卒業して、既卒扱いになるとエントリーできる企業が減ってしまうということは覚えておきましょう。しかし当然、受け入れてくれる企業は世の中に大量にあるので考え方次第、受けたい企業次第ということになりますね。
就職しないなら卒業後の過ごし方が超重要
内定がない状態で卒業し、就職浪人となった場合も、留年して来年も就活を行う場合も大事なことは「今後1年の過ごし方」です。
なぜなら来年の就活で人事から「なぜ去年就職しなかったのですか?」という質問に加えて、「この1年は何をしたんですか?」と聞かれるからですね。
これは自分が人事の立場に立っても同じことを思うはずです。
「この子は去年、評価されなかったのか?」「1年も何に使ったのか?」と。
そこでしっかりと理由を述べることができなければ、確実に評価されません。
よってもし内定がないまま卒業するのであれば、必ず「就職しないで1年猶予を作った意義」を確立できるような過ごし方をしてください。
留学でも良いですし、何か技術を身につけても良い。複数の企業の長期インターンシップに参加するのも良いですね。
これを意識しないでいると1年なんてあっという間に過ぎますし、何もせずに1年淡々と過ごした人を人事は評価しないのです。
また、内定がないまま卒業した場合について詳しくは別記事でも解説しています。
「内定がないままで不安」と考えている人はぜひ合わせて参考にしてみてください。
▼内定がないまま卒業した場合について詳しくはこちら!
» 【就活生必見】無い内定のまま卒業した場合どうなるのか?
なるほど!就職浪人をするとほぼ既卒として扱われてしまうのですね。
そうなんだよね。でも例えば「就活を通して、自分に合った職種や企業の特徴を掴めなかったので、1年の猶予期間を作り、長期インターンシップに参加していました!」と説明すればむしろ評価されるよね!
たしかに。どんな時でも相手を納得させる理由付けが重要なんですね!
無い内定状態の自分を奮い立たせる本
この記事の最後に、内定が無いと悩んでいる就活生におすすめの本を紹介します。
与沢翼さんという、かつて「秒速で1億を稼ぐ男」と言われた投資家の方なのですが、その考え方は共感だらけで、僕は大好きです。
彼の新作の本「ブチ抜く力」は就活に行き詰まっている人を勇気付ける、そして奮い立たせる本です。
一度破産してから、また復活した彼の考え方を吸収することで、どんな状況でも諦めずに「ブチ抜く」メンタルをぜひこの就活攻略論を読む皆さんには持って頂きたいと思います。
本日の記事はいかがだったでしょうか!
「内定がない!」とただ悩んでいるだけでは何も変わりません。
その状態をバネに行動する人が最後に笑います。
ぜひ今回の記事で解説した打開策を実行して、自分にぴったりの企業からの内定を獲得してくださいね!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー