最初に断言します。
本記事を読めば、「面接対策を始めるべき時期」について把握できるだけではなく、面接対策としてまずは何から始めればよいのか、その手順を知ることができます。
エントリーシートの送付が一段落したのですが、面接対策はいつから始めるべきでしょうか?
なるほど!面接対策を始めるべき時期についての質問だね。
そうです。面接の対策といっても何をすれば良いか分からずにずっと後回しになってしまっています。
わかった!じゃあ今回は面接対策を始める時期と、具体的な対策方法について解説するね!
面接対策を始めるべきは“今すぐ”である
早速ですが、面接対策を始めるべき時期についての結論を言います。
面接対策を始めるべきは「今すぐ」です!
あなたがこの記事を読んでいるのが、1月だろうが4月だろうが、面接対策は今すぐ始めるようにしてください。
そもそも就活生は「エントリーシート対策をやってから面接対策をやろう」と順番に進めがちですが、僕がおすすめするのは「同時進行」なんですよね。
僕が就活生の時は下記のように1日にやることを決めて実行していました。
【1日でやること】
・SPIの問題集を解く(30分)
・株式会社◯◯のエントリーシートの残りを書き上げる(1時間)
・面接対策として株式会社◯◯に送ったエントリーシートに自分でなぜを追求する(1時間)
こんな感じですね!
多くの就活生はこうして複数のタスクを同時進行するのではなく、同じ3時間でも例えば「株式会社◯◯のエントリーシートを書き上げる(3時間)」のような予定を立てがちです。
しかしこうして1日に1つだけでのタスクをこなすようにすると飽きてしまいます。僕は特に集中力がないタイプで飽き性なので、1日に複数のタスクをこなすようにしていました。(タスクの種類を変えることで新鮮な気持ちで作業をすることができるんだよね。)
またタスクを細切れにすることで、休憩のタイミングをうまく作ることができます。
「3時間◯◯をする」というタスクを決めると休憩の時間をうまく作れずに、めちゃくちゃ疲れてしまうことがよくあるので、ぜひタスクを細切れにして色々な種類の対策をするようにしてみてください。
そして具体的に「面接対策を今すぐ始めるべき理由」には2つあると僕は考えているので、次の章にて詳しく解説していきますね!
たしかに3時間何か1つに集中するのって大変ですし、飽きますね。このやり方を参考にしてみます!
タスクを細切れにすれば、1日のうちに様々な対策を同時進行で進めることができるからおすすめだよ!
なるほど。エントリーシートの対策ばかりをしていた結果、面接対策が疎かになってしまうというリスクも回避できますね。
そうなんだよね。同時進行で進めることで、全ての対策が完全に疎かになってしまうというリスクを回避できるからね!
面接対策を今すぐ始めるべき理由
では面接対策を今すぐすべきである理由について解説します。
面接対策をすぐに始めるべき理由は2つあるので、それぞれ詳しく解説していきますね。
面接解禁は6月1日だが企業によっては異なるから
まず第一の理由として、企業ごとに面接の時期が異なるからという理由があります。
経団連が指定する就活の基本的なスケジュールでは、下記の図のとおり「面接解禁は6月から」と指定されています。
▼就活カレンダー(20卒・21卒版)
〜2月 インターンシップ
〜7月 自己分析
〜7月 業界・企業研究
〜9月 企業説明会
3月〜 エントリーシート提出
3月〜 筆記試験
6月〜 面接
6月〜 内定(一般的な企業)
※これらは時期の目安です。企業によってはもちろん異なる場合もあり。
しかしこの経団連の指定は、“法律で定められているわけではない”ので、経団連に加盟していない中小企業やベンチャー企業では全く無視されています。
さすがに東証一部上場企業などの大手は、この経団連の指定に従って6月から面接を開始するところが多いですが、それでも「面接は6月から解禁される」というのは確実ではないのです。
よって、面接解禁が6月からだと言ってそれまで対策しないでいると、 突然「◯月◯日 面接のお願い」と企業からの連絡が届き、焦って対策をするという事態になりかねません。
そんな焦った状態だとどうしても面接対策が雑になってしまうので、すぐに対策を始めておいて6月以前の面接にも対応できるようにしておくことが賢い動きだと言えるのです!
面接対策は長くやればやるほど精度が高まるから
次に2つ目の理由ですが、そもそも「面接」は就活において超重要です。
選考の中でも最も重要だと言っても過言ではありません。
なぜならエントリーシートは「とりあえず通過させて面接で様子を見る」という人事の判断がなされることがありますが、面接に関してはそこで評価されなければ「即、不採用」だからです。
よって「面接は選考において超重要である」という事実があるので、面接で評価されるための技術を磨いておくことは、してもし過ぎることはないと言えますよね。
だからこそ早めから面接対策を始めて、面接の技術や回答の精度を上げることが重要なのです。今すぐ始めることで対策できる時間が増えますからね。
考えてみれば当然、面接対策は“よりたくさん”すべきですよね!
そうなんだ。面接は重要だという事実があるからこそ、してもし過ぎることはないんだよ。(反対に重要度が低いことは、最小の労力で済ますことが重要だよ!例えば会社説明会への参加とかね。しなくても良いことは最小限、ホームページを読み込んだりして代替すべきなんだ)
具体的な面接対策の手順
ではここまでの解説にて、「面接対策は今すぐすべき」だと理解できたと思います。
そうは言っても、「じゃあ具体的に何をすれば良いんだよ!」とツッコミを入れたくなってしまうと思うので、具体的にやるべき面接対策を紹介していきますね。
まず僕が考えるに、面接対策には2種類あります。
それは「自分だけでできる対策」と「自分だけでできない対策」です。
これだけでは意味が理解できないと思うので、それぞれ詳しく解説します。
①自分だけでできる面接対策
まず最初に、「自分だけでできる面接対策」について解説しますね。
自分だけでできる対策とは、つまり「面接で評価される人の特徴を理解すること」「提出したエントリーシートに対して自分なりにツッコミを入れてみること」「面接マナーについて調べること」など、自分だけでできる対策のことを言います。
これらの具体的な対策について、一覧を図にしました。
▼自分だけでできる面接対策一覧
対策① 面接の目的を知る
対策② 面接で受かる就活生の特徴を知る
対策③ 面接でされる質問への回答を準備する
対策④ 自己PRを準備する
対策⑤ 人事・集団・最終面接の違いを理解する
対策⑥ 面接マナーを理解する
対策⑦ 面接後に送るお礼メールについて理解する
対策⑧ おすすめの面接対策本を読む
これら8つの面接対策は自分だけでできる対策ですよね。
「8つもあって大変!」と思うかもしれませんが、1つ1つの手順は簡単なので気を張らなくても大丈夫です。
そしてこの8つの対策の具体的なやり方は、すべて別記事でまとめて解説しました!
この記事でそのすべてを解説すると、あまりにも長くなってしまうので「今から自分でできる面接対策をしたい!」という方は下記のリンクから別記事を参考にして、進めてください!
▼面接対策法まとめはこちら!
» 【就活の面接対策まとめ】通過率100%を目指す8つの面接対策!
(ちなみにこの記事は、全350記事の中でもおすすめベスト5に入る記事なので要チェックです!)
②自分だけでできない面接対策
次に面接対策には「自分だけではできない対策」があります。
それは「模擬面接」ですね!
模擬面接は鏡の前で自分でやったとしても、面接の雰囲気やとっさの回答に慣れることはできません。
よって他人の協力を借りることが必要になります。
この時の注意点としては、先輩や友人に手伝ってもらうことはあまりに非効率だということです。
知り合いに面接官役をやってもらっても、模擬面接の緊張感や人事がしそうな質問を考えて質問してもらうことができません。
そこで僕が模擬面接の場として最もおすすめしているのが「就活エージェント」のサービスを利用することです。
この就活エージェントとは、人材会社に在籍されているキャリアアドバイザーさんとの面談を通して自分にぴったりな企業を紹介してもらえる無料のサービスです。
その支援の一貫として、模擬面接や面接対策の方法を教えてもらうことができるのです。
このサービスを知っている就活生はほとんどいないので、就活攻略論では特におすすめしています。他の就活生が知らないということは、差別化に繋がりやすいということですからね!
具体的に就活エージェントを活用する方法は別記事で解説しているので、模擬面接をして場数を踏みたいという方はぜひ利用しましょう。
(特に人見知りの方や、話すのが苦手な人は絶対に対策しておくべきです。)
▼模擬面接を受ける方法はこちら!
» 【就活向け】面接対策を“無料で練習できる”サービスまとめ!
【補足】面接対策のスタートが遅れてしまった場合の挽回策
この記事を読んでいるのが、6月7月8月となれば面接対策に少し出遅れてしまっています。しかし、面接対策のスタートが遅れてしまった場合でも、これだけでもすれば圧倒的に面接が得意になるという挽回策があるので、紹介しておきますね!
以前このようにツイートしました。
面接対策で出遅れてしまった場合、これだけはして欲しい!
— 就活マン®︎ / 藤井智也 (@shukatu_man) 2019年4月15日
・提出したエントリーシートに対して、人事の立場で「なぜ?」と問いかけ回答し続けること
(僕はこれを「セルフなぜ」と呼んでいる)
皆とにかく「なぜ」という質問に弱い。
よってなぜによる質問に対して先回りで対策しておくテクニック。
面接対策で出遅れてしまった場合、これだけはして欲しい!
・提出したエントリーシートに対して、人事の立場で「なぜ?」と問いかけ回答し続けること(僕はこれを「セルフなぜ」と呼んでいる)
皆とにかく「なぜ」という質問に弱い。
よってなぜによる質問に対して先回りで対策しておくテクニック。
つまり、提出したエントリーシートに対して自分で「なぜ」とツッコミを入れる質問をしまくって、それに対する回答をするという行動を取ることが面接対策で最も重要だということです。
例えば自分のエントリーシートに「応用生物科学科卒業」と書いていたら、それを見た面接官はどう感じるかイメージしてみてください。
おそらく「応用生物科学科とはどんな学科なのだろうか?」と考えますよね。
それをイメージできれば「応用生物科学科とはどんな学科なのですか?」と聞かれた場合の回答を考えてみてください。
・エントリーシートに応用生物科学科卒業と書いた
↓
・人事は「応用生物科学科とはどんな学科なのだろうか?」と考えると予想
↓
・「応用生物科学科とはどんな学科なのですか?」という質問への回答を考えてみる
↓
・他にも「なぜ応用生物科学科に入学したのですか?」と人事は考えると予想
↓
・「なぜ応用生物科学科に入学したのですか?」という質問への回答を考えてみる
この質問のループを他の項目でも繰り返してください。
特に「なぜ」をベースとした質問に対しては、事前に考えておかないと面接でとっさに答えることが難しいです。
しかし答えることが難しいからこそ、事前に自分の中で回答を考える機会を作っておけば、面接本番で答えることができますからね!
(ちなみにここで注意ですが、「一言一句回答を覚えること」は絶対にやめてください。それだとセリフっぽくなってしまいますし、少しでも内容を忘れた時にすべてが頭から飛んでしまいます。 )
とにかく面接対策で重要なことはこの作業を事前にしておくことです。
もうすぐに面接本番を迎えてしまう!という方はぜひ実行してみてください。確実に面接が得意になりますから。
本日の記事はいかがだったでしょうか!
面接は選考における最も重要な工程です。面接官は面接を通して、あなたが自社と合う人物なのかを把握しようとします。
もちろんすべてを伝えきった上で「不適正」と判断されることは、ただ自分とその企業が合わなかっただけのことなので落ち込む必要はありません。
むしろ不適正と事前に判断してくれてありがとうございますと思うべきです。
しかし、面接対策をしていなかったことで「自分のことを全然伝えられなかった」というのは最悪なので、本記事で解説した内容を実行して、しっかりと面接本番で自分のことを理解してもらえるようにしましょうね!
今日も読んでくれてありがとう。
君の就活はきっとうまくいく。
ーまた次回もお楽しみに。本日もありがとうございまシューカツ!!ー