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【保存版】面接官に刺さる志望動機の回答例文5選|NG例文も解説!

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就活マンこと藤井智也が「読むことで他の就活生と圧倒的な差を付けられる情報」を発信しようと立ち上げた就活ブログです。今年で7年目をむかえます。

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就活生や転職者のみなさん、こんにちは!

これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!

 

就活での3大質問の1つである「志望動機」ですが、面接官はこの志望動機を非常に重要視しています。

しかし志望動機を深めている人はほとんどいません。

そこで本記事では面接での志望動機の回答にフォーカスして解説していきます。

 

面接で評価される志望動機の回答例が見たいです!

では今回は面接での志望動機の答え方とその回答例を紹介するね!

面接で評価される志望動機とは?

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早速ですが、まずは評価される志望動機がどんな要素を持っているのかを話しますね。

 

ほとんどの就活生は「とりあえずその企業への思いを話せば良いかな〜」ぐらいの気持ちを持っていますが、それでは評価されにくい。 

なぜなら面接官からしたら「それって他の企業でも良いのでは?」と思うような志望動機を話す人ばかりだからです。

 

志望動機に関しては恋愛に例えるとわかりやすくて、「私のどこが好き?」と聞いた時に「ロングヘアーなところ」と答えたら、「え?それじゃロングヘアーなら私じゃなくても良いってこと?」とツッコまれてしまいますよね。

つまり「ロングヘアーの女性の中でもなぜ君でないといけないのか?」を納得性が高く、かつ熱く語る必要性があるのです。

 

「なぜその業界なのか?」が明確である

 

では就活における志望動機で面接官を納得させるためにはどうすれば良いのか?

 

まずは「なぜその業界なのか?」を明確化することが重要です。

僕は理系の化学専攻だったので、「食品業界」を志望していました。食品業界を志望した理由は以下の2点です。

 

・大学で学んだ化学分野の専門性が活かせるから
(深掘り:生化学や無機化学、有機化学の知識によって研究職の方々と迅速にコミュニケーションが取れるだろう)

 

・食品は全国民に対して影響を与えることができる分野だから
(深掘り:ユーザーが全国民であり、かつ「健康」というテーマは人生に深い影響を与えるためにやりがいを感じる)


それぞれしっかりと深掘りして、面接官から「つまり?」と言われた時に備えるようにしていました。

僕の場合はこのように「なぜ食品業界なのか?」という理由をまずは明確化していました。

 

よって皆さんもまずは自分が志望する業界に対して「なぜ◯◯業界を志望するのか?」という理由を深掘りし、明確化しておいてください。

ここが弱いと面接官から「こいつは適当に企業を選んでいるな」と思われますね。

 

この辺の感覚はぜひ「面接官の立場に立って自分の回答を考えてみる」という視点を持ってみましょう。そうすればすぐに分かりますからね。

 

「なぜその業界の中でもその会社なのか?」が明確である

 

「なぜその業界なのか?」を明確化することができました。

それを伝えてもまだ面接官は納得しません。なぜでしょうか?

それは「なら食品業界の中でも他社でいいじゃん」という考えが残っているからです。

つまり先程の恋愛の例でいれば、「ロングヘアーなら他の人でも良いじゃん!」という部分ですね。

 

よって「なぜその業界の中でもその企業なのか?」を明確化する必要が生じるのです。

しかしここさえできてしまえば志望動機は完成です。

 

「なぜその業界の中でもその企業なのか?」を明確に答えられたのなら、もう面接官からツッコミが起きないからですね。

そしてこの考え方ですが、まずは「実体験」があるならそれを説明することで「なぜその業界の中でもその企業なのか?」を明確化することができます。

例えば「食品会社Aの商品だけを小学生の頃から愛用していた」という実体験があれば、それは同業他社ではだめな理由になりますよね。

 

このようにその企業に対する何らかの実体験があるのなら、それを答えるようにしてください。

実体験こそが最上級の納得性を引き出すことができるので。

 

しかし当然ですが実体験がない企業も多く受けます。

僕が受けた企業も8割は実体験がない企業でした。

就活を通して知った企業なので、当然実体験はありません。

 

そういった企業にはどうしていたのか?

そこで役立つのが「社是」や「事業内容」への共感です。 

社是とは「スローガン」や「社訓」とも言いかえることができます。

 

食品会社A社と食品会社B社では、例えばそれぞれ「食で健康を実現する」と「食で人々を楽しくする」など異なる社是があるんですよね。

そのどちらに共感するのか、それこそが同じ業界の中でもその企業でなくてはならない理由になるのです。

 

次の章からは具体的に回答例文を紹介していきます。

ぜひ例文を参考にしながら「なぜその業界なのか」「なぜその業界の中でもその会社なのか」を明確化した回答を作ってくださいね。

 

詳しい志望動機の書き方は別記事で解説

このポイントを押さえた上で、評価される志望動機の書き方を別記事で解説しました。

数ある質問の中でも最重要質問の1つなので、徹底的に理解しておきましょう。

 

 

なるほど!たしかに「なぜその業界なのか」と「なぜその業界の中でもその会社なのか」が明確化されていれば、志望動機としての納得性が非常に高いですね。

そのとおり!ほとんどの就活生は「なぜその業界の中でもその会社なのか」を明確化できていないんだよ。

面接での志望動機の回答例文

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では評価される志望動機の要素を知ったところで、この章では回答例文を5例紹介していきます。

ぜひ「なぜその業界なのか」「なぜその業界の中でもその企業なのか」という理由に着目して例文を見てください。

 

実体験を元にしたパターンの志望動機の例文

 

「私が御社を志望した理由は、食品業界かつ御社の商品を小学生の頃から愛用していたからです。まず私は大学で化学を専攻しており、そこでの知識を活かし研究職の方々と円滑にコミュニケーションを取りたいと考えています。また食品は全ての国民が消費者であり、全国に展開されている御社の商品が与える影響力の広さは計り知れません。健康に貢献するという人々の人生に大きな影響を与える事業に魅力を感じ、食品業界1本に絞っております。そして食品業界の中でも同業他社ではいけない理由があります。それは私自身が御社の商品の大ファンであるからです。御社の◯◯(商品名)を小学生の頃から愛飲しており、使った総額は100万円を超えるでしょう。味よし、成分よし、パッケージよしとこれほど素晴らしい商品を作っておられる御社だからこそ、私のこれからの人生、労働力を全て投下したいと考えました。(369文字)」

 

いかがでしょうか?

文末の「私のこれからの人生、労働力を全て投下したいと考えました。」ぐらい大げさに書いてしまって問題ありません。

僕が考えるに、とにかく新卒はもっと自分に自信を持って大きなことを言うべきです。その若さに面接官は興味を持ちますし、「こいつは将来が楽しみだな!」と考えるようになります。

 

では実体験を元にした例文をもう1例、挙げてみましょうか。

次は「建設業界」を志望するパターンで例文を書いてみたいと思います。

 

「私が御社を志望した理由は、建設業界かつ実際に現地でその構造に感動した建物がすべて御社が建造したものだった経験が起因しています。まず私が建設業界を志望するのは、建築学部で知識を学んでいるだけでなく、そもそも様々な建造物を見に行くことが趣味だからです。建物は人が暮らす場所であり、最も暮らしを充実されるものだと考えています。そしてそんな建設業界の中でも御社でなくてはならない理由があります。それは私の趣味である建造物の視察を通して、「これはすごい!」と感動した建造物が2箇所あり、調べたところそれを建築したのが両方御社だったことです。その事実を知った瞬間から御社に入社して、私のように感動する人を1人でも増やすことが私の夢になりました。御社に入社した暁には、私ならではの視点と御社の技術力をミックスして感動的な建造物を建てたいと考えております。(370文字)」

 

少しスケールが大きい話で現実味がないかもしれませんが、このように「絶対にその企業!」となったような実体験があれば、他の就活生と圧倒的に差別化することが可能です。

ぜひ面接を受けている企業に実体験があるのなら、いかに感動的に話せるか、相手に納得してもらえるエピソードかを考え抜いてみてくださいね。

 

実体験をベースにしていると納得感が大きいですし、自分が面接官の立場に立つと聞いてて嬉しいですね!

そうなんだ!実体験こそが最大の志望動機になるよ!

 

社是に共感したパターンの志望動機の例文

 

「私が御社を志望した理由は、食品業界かつ御社が掲げる「健康第一主義」に心から共感したことにあります。私は理系ではなく文系で、食品に関わることを大学では何も学んだきませんでした。しかし大学1年時に料理教室に通ったことをきっかけに「食」の重要性に気づき、栄養管理を実施、それから体重は10kgも落ち毎日快調に過ごすことができるようになりました。この時に食によって人々を幸せにしたいと考え、食品業界に絞って就活をしております。そして食品業界の中でも必ず御社に入社したいと考えている理由があります。それは御社が掲げる「健康第一主義」という社是に共感したことです。お客様の健康を第一にして、利益は二の次にするという非常に挑戦的な社是に感動しました。実際に商品の原価率が高く、最近は毎日愛飲しております。これほど世の中の健康に貢献している御社に入社し、私も貢献したいと本気で考えております。(388文字)」

 

特に実体験がない場合でも、このように社是に共感するカタチでその企業でなくてはならない理由も話すことができます。

もし同じような社是を掲げている企業が他にもあった場合は、その企業との違いを事前に考えておくことで面接でツッコまれてもスムーズに回答することができます。

 

【超重要】就活生向けの企業選びの最適解

 

ここまで志望動機の回答例文を紹介してきました。

僕は就活の成功は「自己分析」と「企業選び」の2つが決めると考えているのですが、就活では特に企業選びに迷いますよね。

 

そこで僕が考える企業選びの最適解を図でまとめてみました。

 

エントリーする企業を探す方法としてやっぱり最適なのは「求人サイト+就活エージェント+逆求人サイト」の3本柱ですね。

 

求人サイトは自分で探す一方で、就活エージェントと逆求人サイトは1度登録してしまえば、あとは自動的に企業との繋がりを持つことができます。

 

▼求人サイトのおすすめ

マイナビリクナビホワイト企業ナビ

※マイナビとリクナビは企業数が多すぎるので検索条件で厳しく絞り込むのが重要。

 

▼就活エージェントのおすすめ(※2つ以上利用して合う担当者だけ継続利用)

ミーツカンパニー就活サポートキャリアチケットキャリアパーク就活エージェント

※これらは保有求人数が多くて実績のある大手が運営会社なので利用するならまずは上記あたりが良い。良い担当者にあたると質の高いES添削や面接対策も受けられるので一石三鳥。微妙な担当者は即切りすべき。

 

▼逆求人サイトのおすすめ(※2つ以上利用してスカウト数を増やす)

ホワイト企業ナビOfferbox(オファーボックス)

※まずはこの2つを登録、プロフィールはどちらかのをコピペでいける。

 

上記の3本柱で企業との接点を獲得しつつ、気になる企業があれば、必ず口コミサイトでリアルな職場の状況を確認するようにしてください。

(おすすめの口コミサイト:ライトハウスOpenWork

 

そして最後に最も大切なのが、最終面接まで進んだ企業、または内定を獲得した企業に対して「本当にここに入社すべきか」という確認のために、人事以外の社員に話を聞く機会を、人事にお願いして設けるようにしてください。

 

現場の社員さんに話を聞くことで(特に残業時間や人間関係、仕事内容など)、入社後のギャップを減らすことができて、企業選択の精度を大幅に上げることができます!

(正直面倒な作業だけど、入社後のギャップに後から苦しむよりだいぶマシ!)

 

以上の方法を1つの企業選びの軸として、ぜひ運用してみてください!

 

加えて、企業選びと同じぐらい重要な「自己分析のやり方」は下記の記事でマンガで解説しているので絶対に読んで自己理解を深めてください。

(自己理解を深めることが、企業選びと選考対策の精度を上げる基盤なので!)

» マンガで分かる自己分析のやり方【8ステップで完了する方法】

 

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面接でのダメな志望動機の回答例文2選

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では面接での志望動機の回答例を見たところで、反対に「こんな志望動機は評価されない!」というダメな回答例を紹介します。

ダメな志望動機としては大きく2つあります。

 

NG① 自分の成長のためというニュアンスの志望動機例文

 

「私が御社を志望した理由は御社が商社として様々な商品を取り扱っているからです。取り扱っている商品が多いことで、知識が増えるので自身の成長に繋がるのではないかと考えております。私はこれから社会人として働く中で常に成長し続けたいと考えており、そんな中で商社は最高の環境と事業内容が整っているのではないかと考えております。実際に会社説明会で話を伺った時も世界規模で取引をしているとのことで将来的には海外で働きたいとも考えることができました。(216文字)」

 

このように自分の成長のためという意図が強い志望動機はダメですね。

面接官からすれば「会社は学びの場ではない!」と思いますし、「なぜ商社の中でもこの会社なのか?」が明確化されていないので、他のどこでも良いのではないかとも思うでしょう。

会社は学びの場ではなく、利益を生み社会に貢献するための組織です。

それを念頭におくことで自己中心的な志望動機を作らないようにしましょうね。

 

NG② 条件面を理由にした志望動機例文

 

「私が御社を志望した理由は御社が残業0を掲げており、また全国転勤がない働きやすい環境整備に努めている点に魅力を感じたからです。私は将来専業主婦になりたいとも考えているため、残業があまりにも多い環境に身をおくことはしたくありません。また地元で就職し、住み続けたいと考えているので転勤もできません。よってこれらを満たす環境整備されている御社に会社説明会を通して魅力を感じました。女性が働きやすい職場環境である御社は私にとって非常に魅力的です。(218文字)」

 

かなり極端に書きましたが、このように「条件」の良さを志望動機にする人は意外にも多いんですよね。

もちろん心の中ではそれが大きな志望動機かもしれませんが、面接官からすれば条件だけを理由にされているのではたまりません。

なぜなら条件が少しでも良くなくなれば速攻で退職されるリスクがあるからです。

 

特に新卒には3年以上働いてもらいたいと企業側は考えているので、早期退職の可能性のある人材は採用しないのです。

よって志望動機に「条件」はあまり入れないようにしましょうね。

 

なるほど!「自分の成長」や「条件」だけをベースにした志望動機は評価されない、むしろマイナス評価される可能性が高いと。

ここは面接官の立場に立てば一瞬で分かることがだから気をつけよう!

志望動機の重要性は非常に高い

 

ここまでで志望動機に関しての理解が深まったと思います。

そこでこの章では「志望動機って本当に重要だよ!」ということを少し話したいと思います。

 

僕は「自己PR」や「学生時代に最も打ち込んだこと」よりも志望動機の方が重要だと就活攻略論で述べています。

その理由ですが、数々の質問の中で志望動機こそが唯一の「志望度の高さ」を伝えるための質問だからです。

 

「志望度の高さを伝えるのがそんなに重要なの?」と思うかもしれませんが重要です。

なぜなら志望度の高い人は、早期退職しにくいと判断できるからなんですよね。

 

その会社に入りたくて入りたくてたまらなかった人の方が、当然退職しにくい。

条件などで適当に選んだような人よりも退職しにくいですし、入社後頑張ってくれる期待値も高いと予測できます。

 

ではなぜそれほどまでに面接官は「早期退職しないこと」を重視するのか。

それは新卒を採用し教育するためにかけた100万〜300万円のコストを回収する必要があるからなんですよ。

新卒は即戦力にならないので、戦力になるまで育てる必要があります。

戦力になるまで企業側としては赤字なので、それまでに退職されてしまうと赤字で終わってしまいますし、人手不足に陥ってしまう可能性も高い。

 

よって新卒に求めるのはまず第一に「早期退職しにくさ」なのです。

そしてその早期退職しにくさを示す1つとして「志望度の高さ」があり、それを示すのに「志望動機」が重要だということです。

 

志望度の高さを示す重要性がよく分かりました。退職のしにくさに繋がるということか!

最終面接でこそ志望動機が重要である理由

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それでは最後に志望動機に関することで1つ補足しますね。

 

僕が考えるに志望動機は最終面接で特に重要な役割をします。

それはなぜか?

 

まず一次面接や二次面接は主に「人事部」が担当することが多く、そこで測るのは「適性」であることが多いです。

まずは適性が高い人材を面接でふるい分けていきます。

 

一方の最終面接を担当するのは主に「役員・社長」です。

役員や社長ももちろん「適性」を判断しようとしますが、一次二次面接などで人事が適性を判断してくれているので、それよりも志望度の高さなどの「やる気」や「情熱」を重視する傾向にあるんですよね。

 

つまり最終面接を担当する役員や社長は、人事が適性が高いと判断した人材に対して「この子は本当に自社に入社したいのか?」「入社後頑張ってくれるのか?」を特に重要視している傾向にあると言えます。

 

更に言えば役員や社長は、会社への愛着が非常に強い。

だからこそ志望動機を通して、自社の魅力について若者から語られることを嬉しく思うはずです。

 

だからこそ役員や社長が聞いて納得するような志望動機を用意することが重要であり、そのためには今回解説した「なぜその業界なのか」「なぜその業界の中でもその会社なのか」を明確化することが必要なのです!

 

本日の記事はいかがだったでしょうか!

志望動機の質を高めることは、そのまま選考の突破率を高めます。

それほど重要な質問であり、ほとんどの就活生がツッコミどころ満載の志望動機を語りがちです。(最初の「なぜその業界なのか?」が答えられない人も多い)

よってこの記事を読んだ皆さんは、エントリーしているすべての企業の志望動機をより一層深めてください。

その役に立てたのなら本当に嬉しく思います。

 

今日も読んでくれてありがとう。

君の就活はきっとうまくいく。