就活生や転職者のみなさん、こんにちは!
これまで7年、書いた記事は1500記事を超え、求人サイトの運営まで始めた"日本イチの就活マニア"こと就活マン(@syukatu_man)です!
選考でグループディスカッションが控えている就活生は多いかと思います。
しかし、経験したことがないと「グループディスカッションってそもそも何?」「どうやって対策すればいいのかわからない」と悩んでしまいますよね。
そこで今回は「グループディスカッションとは?」という概要から、全体の流れ、出題されるテーマや評価ポイントまでまとめました。
記事後半では、グループディスカッションを通過するための必須対策も共有しています。
グループディスカッションは対策をすれば、その通過率を確実に高めることができる選考です。
一方で対策が全くない場合は、どの企業でも落ちてしまう事態になりかねません。
この記事を読んで、グループディスカッションの全知識をインプットしてくださいね。
グループディスカッションってやったことがないので、どういう選考なのか詳しく知りたいです。
なかなかグループディスカッションをする機会ってないから、就活で初めてする人も多いんだよね。この記事を読めばグループディスカッションについてすべてわかるようにまとめたから、最後まで読んでみてね!
- グループディスカッション(GD)とは
- 企業がグループディスカッションを行う理由
- グループディスカッションの進め方
- グループディスカッションの役割
- グループディスカッションのテーマ
- グループディスカッションで評価されるポイント
- グループディスカッションを避ける方法もある!
- グループディスカッションを通過するための必須対策
- オンラインでのグループディスカッションのコツ
- 本記事の要点まとめ
グループディスカッション(GD)とは
グループディスカッションとは、複数人のグループで与えられたテーマをもとに話し合いを行う選考です。
「ディスカッション」は直訳すると、討論や討議という意味。
就活においては、「アイデアを出し合う」「一つの問題を解決するために話し合う」と解釈するとわかりやすいですね。
グループディスカッションは、2〜10名で平均30〜45分ほどで行われます。
グループワークとの違い
似ている選考として、「グループワーク」と呼ばれるものもあります。
グループワークは、テーマに沿って議論するだけでなく、ポスターなどの成果物をつくる選考です。
ただ、明確に分けられているわけではありません。
ディスカッションがメインの選考でもグループワークと呼ぶこともありますし、成果物をつくる選考をグループディスカッションと呼ぶこともあります。
グループディスカッションもグループワークも、どちらも「グループで議論して結論を出す選考」だと覚えておくとよいでしょう。
企業がグループディスカッションを行う理由
企業がグループディスカッションを行う理由は、主に以下の2つです。
【企業がグループディスカッションを行う理由】
- 大人数をまとめて選考するため
- 他人との関わり方を知るため
大手など応募人数が多い企業だと、一人ひとり選考を行なっている時間がありません。
そこでグループディスカッションを行い、一気に複数人の選考を行なってふるいにかけるのです。
また、グループディスカッションを行うことで、ESや個人面接ではわからない「他人との関わり方」「集団の中での立ち振る舞い」を見ることができるんですよね。
仕事をする上で大事な能力を見極めやすいので、グループディスカッションを選考に取り入れる企業も増えてきています。
たしかに書類だけじゃわからない人柄や能力ってありますよね。
そうなんだよ。会社で働くうえで他人との関わり方ってかなり大事だしね。グループディスカッションを通して、どんな人物なのか・自社で活躍できそうかを見極めるんだ。
グループディスカッションの進め方
まずは、グループディスカッション全体の流れを把握しましょう。
グループディスカッションは、以下の流れで進めていきます。
【グループディスカッションの流れ】
- 自己紹介
- 役割分担
- 時間配分の決定
- 課題の前提決め
- グループの目標設定
- 話し合い
- 結論まとめ
- 発表
① 自己紹介
まずは、グループのメンバー全員で自己紹介をしましょう。
話し合いをスムーズに進めるうえでも、自己初回は必須。
ただ、グループディスカッションは時間制限があるので長々話す必要はありません。
シンプルに「名前」と「大学名」を伝えればOKです。
② 役割分担
自己紹介が済んだら、役割分担を行っていきます。
役割分担はグループディスカッションの工程のひとつでもあるので、決めないまま進めるとマイナス評価になってしまうので注意してください。
グループディスカッションの役割は、主に以下の5つです。
【グループディスカッションの役割】
- 司会(ファシリテーター)
- 書記
- タイムキーパー
- 発表者
- 役割なし
まずは司会を決めてから、司会の人が中心となって各役割を決めていくのがおすすめです。
ただ、司会に立候補する人がいないこともあります。
その場合は、あなたが司会に立候補しましょう。
いつまでも「どうしよう…」「誰が司会やりますか…?」とグダグダしていては、ただ時間が過ぎてしまうだけです。
グループディスカッションは制限時間があるので、役割分担の時点でいつまでも進まないと、グループ全体がマイナス評価を受けてしまいかねません。
誰も司会に立候補する人がいなさそうなときは、積極的に司会に立候補してどんどんグループディスカッションを進めてくださいね。
③ 時間配分の決定
次に時間配分を決めていきます。
時間配分をせず話し合いを進めてしまうと、意見をまとめる時間がなかったり発表の準備ができなくなってしまうことも。
「話し合いに夢中になりすぎて意見をまとめられなかった…!」なんてことにならないよう、はじめのうちに時間配分をしっかりしておくことが大事です。
時間配分のポイントは、バッファ(予備の時間)を設けること。
話し合いの途中にどこかで時間がずれた場合も、バッファを設けておくことで調整できますからね。
発表までスムーズに進めるためにも、時間配分はめちゃくちゃ重要です。
「【グループディスカッションの時間配分のやり方】進め方と対策を解説!」でおすすめの時間配分から注意点までまとめているので、読んでおいてくださいね!
④ 課題の前提決め
グループディスカッションのテーマは、あいまいなものが多いです。
話し合いをスムーズに進めていくためには、与えられたテーマを具体的な内容に変換していく必要があります。
たとえば、「コンビニの売上を2倍にしてください」といったテーマが出たとします。
これだと「いつまでに売上をあげればいいのか」「どの店舗の売上をあげればいいのか」など具体的な部分が抜けていますよね。
そこで、以下のように課題を具体化して前提を決めていきます。
【与えられたテーマ】
コンビニの売り上げを2倍にしてください
↓
【具体的なテーマ】
- 売り上げは関東にある店舗の売上
- 2倍にするまでの目標期間を1年
【発表の仕方】
「私たちのグループでは、「関東にあるコンビニの売上を1年以内に2倍にする」と課題を具体化して話し合いを進めました」
上記のように、 まず抽象的なテーマを具体化して前提を決めることで、ゴールが明確になり、話し合いもスムーズに進みます。
⑤ グループの目標設定
テーマの前提を決めたら、グループの目標を設定していきます。
先ほどのコンビニの例でいくと、「店舗数を2倍にするための方法を3つ考えましょう!」といった感じですね。
グループの目標を決めていないと、メンバーそれぞれが統一感のない意見ばかり出し合うことになり、終わり方やまとめ方がわからなくなってしまいます。
事前にしっかりと話し合いのゴールを設定しておくことで、全員が同じゴールに沿って意見を出し合えるようになりますよ。
⑥ 話し合い
ここから、いよいよ話し合いを進めていきます。
メンバーそれぞれが意見を出し合っていく工程ですが、 他の人が話しているときはきちんと耳を傾けてリアクションや相づちをとりましょう。
また、自分と反対の意見が出たときは、真っ向から否定しないよう気をつけてください。
グループディスカッションでは、「協調性」も見られるポイントですからね。
話し合いのときには意見を出しつつも、自分の役割しっかり全うすることも忘れないように注意しましょう。
⑦ 結論まとめ
話し合いが終わったら、みんなの意見をまとめていきます。
意見をまとめる作業は、思っているよりも難しいです。
グループのメンバーがさまざまな意見を出しているので、ここではしっかり時間を確保してまとめていくのがポイント。
グループ全員が納得する結論を導き出しましょう。
ちなみに、結論として出す意見は「現実で実現できるかどうか」に関してはそこまで重視しなくてOKです。
グループディスカッションでは、「どんな意見を出すのか」よりも「どういう話し合いを行うのか」という過程が重要視されますからね。
⑧ 発表
最後は、グループごとにまとめた意見を発表する時間です。
発表するときには、論理的に伝えることを意識しましょう。
はじめに結論を伝え、そのあとに理由・根拠を話すことで相手に伝わりやすくなります。
論理的な伝え方はその場だけできるものではないので、普段から「結論+理由」で話すことを意識してみてくださいね。
グループディスカッションは、ここまでお伝えした流れで進んでいきます。
①〜⑧まで、どれも選考において重要な工程です。
ひとつでも飛ばしてしまうとグループ全体がマイナスの評価を受けてしまいますので、全体の流れをしっかり把握しておきましょう。
なんとなく「出されたテーマについて話し合う」というイメージしかなかったので、とても参考になりました!
グループディスカッションでは一つひとつの工程が大事だから、しっかり覚えておいてね!
グループディスカッションの役割
グループディスカッションの役割は、立候補するパターンもあれば企業側から指定されることもあります。
よって、どの役割になってもいいように全ての立ち回り方を把握しておくことが重要です。
① 司会(ファシリテーター)
司会は、話し合いの進行を行う役割です。
周りの人に意見を促したり、話し合いを時間内にまとめていく重要なポジション。
司会だと「積極性」をアピールしがちですが、自分ばかり発言したり目立とうとすると、「協調性がない」と思われてしまうので注意してください。
難易度は高いですが、うまく立ち回れると高く評価してもらえるでしょう。
立候補から結論をまとめる作業までの進め方は、「グループディスカッションの司会の進め方【7ステップで解説】」を参考にしてください!
② 書記
書記は、僕の一番おすすめの役割です。
シンプルな役割だからこそ、少し工夫をするだけで差別化できるんですよね。
グループディスカッションで書記を担当するときは、以下の2点を実践してみてください。
【書記の立ち回り方】
- 議事録は「樹形図」でとる
- 途中で一度まとめの時間をつくる
書記で評価されるためには、ただ箇条書きでメモを取るのではなく「樹形図」で取るのがポイント!
樹形図とは、以下のような図形のことです。
箇条書きではなく「樹形図」でまとめることで、パッとみただけでどんな意見が出たのかがわかりやすいです。
また、話し合いの間中ずっと意見を書きつづけるのではなく、途中で一度まとめの時間をつくることで積極性もアピールできます。
書記の立ち回り方はめちゃくちゃ大事なので、別の記事でより詳しくまとめました。
グループディスカッションに参加する前に、必ず読んでおいてください!
③ タイムキーパー
タイムキーパーは、時間配分にそって話し合いを進めるために時間を伝える役割です。
定期的に時間を知らせ、話し合いの進行をコントロールします。
段取り力が問われる役割ですね。
ただ、僕個人としては、タイムキーパーはおすすめしません。
なぜなら、時間を常に気にしなければならないので話し合いに集中できないのに、それほど評価されないからです。
ですので、積極的に役割に立候補して、タイムキーパー以外の役割を行うことをおすすめします。
④ 発表者
発表者は、グループでまとめた結論を代表して発表する役割です。
発表者するときは、論理的に話すのがポイント。
まず結論から述べ、その根拠を伝えていきましょう。
聞くひとに伝わりやすい発表をすることで、評価してもらえます。
また、発表の際は一人称を「私たち」にしたり、メンバーを褒めるコメントをすることで協調性やチームワークをアピールできますよ。
発表のコツについては、「グループディスカッション発表の5つのコツ【まとめ方の実例あり】」で解説しているので、こちらを参考にしてみてください。
⑤ 役割なし
グループディスカッションは数人のグループで行わるのですが、当然役割がない人もいます。
役割なしの場合は、司会のサポートをするのがおすすめです。
司会の人はどうしても話し合いの進行で手一杯になってしまいます。
司会の人が対応できていない部分を、さりげなく補うように立ち回ることで役割がなくとも評価されます。
たとえば、発言できていない人に話を振ったり、時間配分やゴール設定を提案するなど。
ここでのポイントは、「さりげなく」行うことです。
「なにか意見はありませんか?」などと積極的すぎると、司会との役割分担ができていないと見なされてしまいます。
あくまでも司会のサポートとして立ち回りましょう。
それぞれに重要な役割があるんですね。
そうだよ。役割を指定された場合に備えて、すべての役割の立ち回り方について把握しておくことが大事だよ。
グループディスカッションのテーマ
グループディスカッションで出やすいテーマについても知っておきましょう。
グループディスカッションでは主に、以下の4種類のテーマが出題されます。
【グループディスカッションのテーマの種類】
- 課題解決型のテーマ
- 選択肢型のテーマ
- 討論型のテーマ
- 自由発想型のテーマ
この章では、各テーマの概要と例題を紹介していきます。
ちなみにこれらテーマを覚える必要は全くありません!
「こんなテーマが出題されるんだな」というザックリとしたイメージだけ頭の片隅に入れておくだけで大丈夫です。
① 課題解決型のテーマ
課題解決型は、「ある課題に対しての解決策を考える」テーマです。
出されたテーマに沿って、グループで解決するためのアイデアを考えていきます。
【課題解決型のテーマ一覧】
- スーパーの売上を1.5倍に伸ばすための案を考えてください
- 社員の満足度を上げるための施策を考えてください
- 若者から自社商品の認知を上げるためには?
- AIに代替されないためにはどんな能力を付けるべきか?
- パワハラをなくすにはどうすればよいか?
- CM以外を使った広告手段を考えてください
- 自社のインフラを活用して新規事業を立ち上げてください
- 若者の物欲を高める施策を考えてください
- 企業の残業時間を減らすための施策を考えてください
- 人口の減少を食い止めるための施策を考えてください
- 貧困に苦しむ国を救う方法を考えてください
- ブラック企業をなくすための施策を考えてください
② 選択肢型のテーマ
選択肢型は、「どれを選ぶか?」をグループで話し合うテーマです。
2つ以上の選択肢が与えられて、グループとしてどの選択肢を取るのかを話し合います。
「どうしてその選択肢をえらんだのか」を、納得できるよう説明するのがポイントです。
【選択肢型のテーマ一覧】
- 新卒で採用するなら「明るさ」「真面目さ」「賢さ」どれを取りますか?
- 生まれ変わるなら「男性」か「女性」かどちらか?
- 無人島に持っていくなら「ナイフ」か「ライター」か?
- 企業で大事なのは「売上」か「商品価値」か?
- 朝食べるなら「和食」か「洋食」か?
- 「お金」か「友情」どちらの方が大切か?
- 小学生にとって重要なのは「理科」か「社会」か?
- 飲食店を出すにあたって大事なのは「立地」か「美味しさ」か?
- 「幸せな家庭」か「一生困らないお金」どちらを取るか?
- ダイエットするなら「食事制限」か「トレーニング」か?
③ 討論型のテーマ
討論型は、メンバーが半分にわかれて討論を行うテーマです。
討論型の場合は発表がなく、討論の様子をみて選考が行われます。
熱くなりやすいテーマなので、反対の意見について否定しすぎないよう注意が必要です。
【討論型のテーマ一覧】
- テレビとYouTubeはどちらが有益か?
- テレビCMかYouTube広告どちらが有効か?
- 大学へ行くべきかどうか?
- 大切なのは「愛」か「友情」か?
- 「動画」か「画像」これから流行るのは?
- 子どもを塾に通わせるべきか否か?
- 面白いアニメは「シンデレラ」か「白雪姫」か?
- 行くべきなのは「ディズニーランド」か「USJ」か?
- 子供にスマホをもたせるべきか否か?
- 学歴は重要かどうか?
- 資本主義か社会主義どちらの国が幸せか?
- コンビニは24時間営業すべきかどうか?
④ 自由発想型のテーマ
自由発想型は、正解がないことに対して自由に話し合うテーマです。
正解がないため、発表のときには「どうしてその結論になったのか」を論理的に伝えることを意識しましょう。
【自由発想型のテーマ一覧】
- 会社の存在価値とは何か?
- 死後の世界とはどんな世界か?
- ベーシックインカムとして毎月全員に10万円が支払われる世界はどんな世界になるか?
- どんな能力でも身につけられるとしたらどんな能力を身につけるか?
- 10年後どんな人間になっていることが重要か?
- 10年後の日本はどうなっている?
- 働くことにはどんな価値がある?
- ドラえもんの新しい秘密道具を考えてください!
- 生まれ変わるなら人間以外何になりますか?
- 新しいお店を出すならどんなお店?
-
新商品をこの会社で出すならどんな商品を出しますか?
- 幸せの定義とは何か?
- 人間と他の動物の一番の違いは何か?
- 何歳まで生きたいですか?
- 未来にいけるとしたら未来で何をする?
ここまでで共有したテーマは覚える必要は全くありません。
なぜならグループディスカッションでの話し合いに正解はないからです!
大事なことはグループで「正解」を探すことではなく、いかにグループとしての話し合いの質が高いのか。
つまり「結果」ではなく「過程」にあります。
これ本当に大事な視点なので押さえておいてくださいね!!
各テーマについての回答例や注意点については、以下の記事で詳しくまとめています。
グループディスカッションを受ける前に、一度目を通しておいてくださいね。
いろんなタイプのテーマがあるんですね!
そう!すべて覚える必要はないけれど、どういった内容のテーマがあるのかは覚えておいてね。
グループディスカッションで評価されるポイント
グループディスカッションでは、どこを評価されるかを把握しておくことも大事です。
評価されるポイントを知らないと、間違った立ち振舞いをしてしまいマイナス評価につながりかねませんからね。
現役の人事の方に「グループディスカッションで何を見ているか」をインタビューしたところ、以下のような点があげられました。
【グループディスカッションの評価ポイント】
- 自発性、積極性
- 協調性
- 周りへの気遣い
- コミュニケーション力
- 論理的思考力
- 戦略性
グループディスカッションでは、「とにかく司会進行をして目立つことで評価されるのだろう」と勘違いしている人が大勢います。
しかし、先ほども言ったとおり、グループディスカッションで重要なのは話し合いの「過程」です。
話し合いを進める中で、どういう立ち振舞いをしているのかを見られています。
よって、上記の評価ポイントをグループディスカッション中は常に意識しておきましょう。
グループディスカッションでの評価ポイントについては、以下の記事でより詳しくまとめているので、選考前に必ずチェックしておいてくださいね!
グループディスカッションで評価されるには、「なにを見られているのか」を把握して意識することが大事だよ!
グループディスカッションを避ける方法もある!
ここまでグループディスカッションの大まかな概要をお伝えしてきました。
しかし、「正直グループディスカッションはできるだけ避けたい…」という就活生も多いでしょう。
そこで、この章ではグループディスカッションを避ける裏ワザをご紹介しますね。
グループディスカッションを避ける方法は、以下の2つ。
【グループディスカッションを避ける方法】
- 就活エージェントを利用する
- 逆求人サイトに登録する
グループディスカッションを避ける方法① 就活エージェントを利用する
1つ目の方法は、就活エージェントを利用すること。
就活エージェントは面談を通してあなたに合った求人を紹介してくれるサービスです。
就活エージェントを経由すると、基本的に個別で選考が進んでいきます。
つまり、グループディスカッションを避けられるんですよね!
僕が最もおすすめするのは「ミーツカンパニー就活サポート」
サービスは何十種類もありますが、僕が今就活生なら「ミーツカンパニー就活サポート」を利用します。
ミーツカンパニー就活サポートを他のエージェントよりもおすすめする理由は、「知られざる優良企業を紹介する」というコンセプトにあります。
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▼就活エージェント利用者の声
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— ま…てぃ (@marietty122111) February 27, 2020
なんだかんだでESと面接のお悩みも解決したし…すげーな
もちろんミーツカンパニー就活サポートを利用するとしても、就活エージェントは担当者の質で決まるので、「この担当者は合わないな」と思えば利用を停止しましょう
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グループディスカッションを避ける方法② 逆求人サイトに登録する
2つ目の方法は、逆求人サイトに登録すること。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくと企業からスカウトが届く仕組みの求人サイトのことです。
実は逆求人サイトでスカウトが届いた企業は、グループディスカッションを飛ばしていきなり個人面接から始まることも少なくないんです!
グループディスカッションを回避して選考に進める確率をあげるためにも、逆求人サイトにはぜひ登録しておきましょう。
おすすめのサイトは「Offerbox(オファーボックス)」です。
逆求人サイトを利用している企業は、優秀な学生を早く確保したいと考えているので、 少しでも多くスカウトを獲得するためにも、いますぐに登録するのがおすすめです。
グループディスカッションを避けられる方法があったんですね!
グループディスカッションをできるだけ避けたい人は、就活エージェントと逆求人サイトの利用は必須だよ!
グループディスカッションを通過するための必須対策
では、グループディスカッションを通過するための必須対策を共有していきます!
グループディスカッションの通過率100%だった僕も実践していた対策は、以下の6つ。
【グループディスカッションを通過するための対策】
- とにかく場数を踏む
- 落ちる人の特徴を把握しておく
- ニュースを見て自分の意見を考える癖をつける
- グループディスカッションの役に立つ本を読む
- クラッシャー対策をしておく
- 過去に選考を受けた人の体験談を読む
対策① とにかく場数を踏む
グループディスカッションの対策で、もっとも重要なのは場数を踏むことです。
スポーツと同じで、知識だけあっても、それを実践できなければ意味がありません。
「知っている」と「できる」の間には、途方もなく大きな壁があるのです。
この記事で学んだ知識を「知っている」から「できる」に変えるためには、とにかく場数を踏んでグループディスカッションに慣れるのが一番効果的。
グループディスカッションは個人で進める選考ではないからこそ、一人でひたすら知識を詰めこむよりも実践的な練習を重ねるのが有効なんですよね。
ただエントリーした企業のグループディスカッションを練習にするのは非効率的ですし企業にも失礼。
よって僕がオススメしているのは、「中小規模の合同説明会への参加」です!
中小規模の合同説明会とは、数十人の就活生と数社の企業で行う合同説明会のこと。
大規模な合同説明会のようにただ企業の説明を聞くだけではなく、グループディスカッションが行われることが多いので、場数を踏む機会としてはうってつけです。
▼中小規模の合同説明会の様子
グループディスカッションの様子を見ている人事から 直接スカウトの連絡をもらえることもあります。
グループディスカッションの練習にもなりスカウトがもらえるチャンスもあるので、ぜひ参加しましょう。
中小規模の合同説明会の中では「ミーツカンパニー」がおすすめです。
僕も就活生のときにミーツカンパニーでグループディスカッションの練習を積みました。
その結果グループディスカッションの通過率は100%!
さらに、2回参加して2社から内定をもらえたんですよね。
オンラインでも開催されているので、ぜひ日程を確認して参加してみてください。
【ミーツカンパニーの参加方法】
- 「ミーツカンパニー公式サイト」にアクセス
- 30秒無料エントリーをクリックし、参加希望のイベントを選択
- メールの案内に沿って、当日イベントに参加
対策② 落ちる人の特徴を把握しておく
グループディスカッションで、どんな人が落ちるのかも知っておきましょう。
「どうすれば評価されるのか」だけでなく「どうすると落ちてしまうのか」も把握して対策することで、通過率を上げられますからね。
以下に当てはまる人は、グループディスカッションで落ちてしまう可能性が高いです。
【グループディスカッションで落ちる人の特徴】
- 周りの意見を聞かない
- 他人の批判ばかりする
- 論点がずれている
- 人の意見に同調してばかりいる
上記のいずれかに当てはまると、グループ全体がマイナス評価を受けてしまいます。
以下の記事でグループディスカッションで落ちる具体的な原因や対策をまとめているので、必ず読んでおいてくださいね!
対策③ ニュースを見て自分の意見を考える癖をつける
日常的にニュースをみて、自分の意見を考える習慣もつけてください。
グループディスカッションでは、「意見が思いつかない…」と悩む人が多いです。
それは、普段から自分の意見を考える習慣がついていないから。
グループディスカッションの場でいきなり考えようとしても、意見が出てこないんですよね。
普段から自分の意見を考える癖をつけておくことで、グループディスカッションでも意見が思いつくようになります。
対策④ グループディスカッションの役に立つ本を読む
グループディスカッションで評価される「論理的思考力」や「傾聴力」を身につけるために、本を読んで学ぶのもおすすめです。
本から学べる能力は、グループディスカッションだけでなく、社会人になってからも役に立ちます。
とくにおすすめなのは、以下の「考える技術・書く技術」です。
かなりボリューミーですが、めちゃくちゃ有益なので1〜3章だけでも読んでみてください!
他にグループディスカッションの役に立つ本は、以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にして読んでみてくださいね。
対策⑤ クラッシャー対策をしておく
グループディスカッションでは、クラッシャーにたびたび遭遇します。
クラッシャーとは、話し合いを妨害するような立ち回りをする人のことです。
グループに1人でもクラッシャーがいると、話し合いがスムーズに進まずグループ全体がマイナス評価を受けてしまう可能性があるので要注意。
クラッシャーは以下の5つのタイプに分けられます。
【クラッシャーの種類】
- 自己主張型クラッシャー
- 超否定型クラッシャー
- 仕切り下手型クラッシャー
- アイデア出し過ぎ型クラッシャー
- 何言ってるかわからない型クラッシャー
「そんなに出会わないだろう」と思っていても、意外と遭遇率が高いので気をつけなければいけません。
実際に僕も7回グループディスカッションに参加して、3回はクラッシャーに遭遇しました。
「【GDのクラッシャー対策5選】僕がグループディスカッションで使っていた対策法!」でクラッシャー対策についてまとめているので、事前にチェックして対策を把握しておきましょう。
対策⑥ 過去に選考を受けた人の体験談を読む
過去にグループディスカッションを受けた人の体験談を読むのも有益です。
「unistyle(ユニスタイル)」や「ワンキャリア」では、各企業のグループディスカッションを受けた人の体験談を読むことができます。
▼グループディスカッションの体験談
どんなテーマが出たのか、どんな雰囲気だったのかなど、企業ごとのグループディスカッションについて詳しく知れるので、ぜひ活用しましょう!
もちろん、無料で利用できるので安心してくださいね。
グループディスカッションの体験談はとても参考になりそうですね!
企業ごとにグループディスカッションも傾向があるから、ぜひ読んでおいてね!
オンラインでのグループディスカッションのコツ
最近は、オンラインでグループディスカッションが行われることも少なくありません。
対面じゃないぶん、スムーズに話し合いを進めるために気をつけなければいけないポイントがあります。
オンラインでグループディスカッションを受けるときは、以下の点を意識しましょう。
【オンライングループディスカッションのコツ】
- カメラ目線を意識する
- リアクションを大きくする
- イメージを共有する
- 発言のルールを決める
オンラインのグループディスカッションのコツについては、 以下の記事でより詳しく解説しているので一度読んでおいてください!
オンラインでの選考も増えてきていますよね。
オンラインで初対面の就活生と選考を受けるには、注意しなければいけないポイントがいくつかある。上の記事を参考に、オンライン選考にも備えておこう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
グループディスカッションの概要や評価ポイント、必須対策までご理解いただけたかと思います。
冒頭でお伝えしたとおり、グループディスカッションは就活生の人柄や能力が掴みやすいため、実施する企業も増えてきています。
全体の流れや役割ごとの立ち回り方を把握して、対策を行いましょう。
グループディスカッションは、しっかり対策を行っていれば通過率を上げることができる選考です。
僕も場数を踏んで対策し続けたからこそ、グループディスカッションの通過率は100%でした。
そんな経験をもとに、僕が「本当に必要だ」と思う知識やノウハウを、この就活攻略論ではお伝えしているので、ぜひ実践してください!
どうしてもグループディスカッションは苦手、避けたいという人は、就活エージェントと逆求人サイトを利用してみてください。
ちなみに、「【グループディスカッションのコツ20選】事前準備・本番・オンラインに分けて解説! 」でも事前準備から本番まで意識すべきコツをまとめています。
この記事と併せて読んでみてくださいね!
では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。
【本記事の要点まとめ】
- グループディスカッションとは、複数人のグループで与えられたテーマをもとに話し合いを行う選考のこと。
- 企業がグループディスカッションを行う理由は「大人数をまとめて選考するため」「他人との関わり方を知るため」の2つ。
- グループディスカッションは「自己紹介→役割分担→時間配分の決定→課題の前提決め→ゴールの設定→話し合い→結論まとめ→発表」といった流れで進む。
- グループディスカッションの役割は「司会」「書記」「タイムキーパー」「発表者」「役割なし」の5つがある。
- グループディスカッションには、「課題解決型」「選択肢型」「討論型」「自由発想型」と4種類のテーマがある。
- グループディスカッションの通過率を上げるには「とにかく場数を踏む」「落ちる人の特徴を把握する」「ニュースを見て自分の意見を考える」「役立つ本を読む」「クラッシャー対策をする」「過去の体験談を読む」の6つの対策が有効。
- グループディスカッションを受けたくない、できるだけ避けたいという人は「就活エージェント」「逆求人サイト」を利用するのがおすすめ。